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静岡・山梨・長野の旅(5)山梨で富士五湖巡りドライブ

旅の最終日。今朝は6時半起き。シャワーを浴びて7時15分に宿をチェックアウト。白馬駅まで田んぼの広がる田舎道を15分かけて歩く。

昨夜の豪雨の影響か、用水路から濁った水が勢いよく流れている。ふと振り返ると、昨日まで雲がかかっていて見えなかった高い山が見えた。あの尖った山頂は、白馬三山のひとつ「白馬鑓ヶ岳」(標高2,903m)のようだ。部分的にではあるけど、最後に勇姿を見られた。

白馬駅からは4時間の鉄道旅。まず7時43分発の大糸線で信濃大町へ。途中、青木湖と木崎湖が見えた。信濃大町で松本行きに乗り換え、安曇野の風景を眺めながら南下する。

今日は月曜日なので、地元の高校生たちもたくさん乗っていた。ワイワイ話している子、ずっと寝ている子、化粧をしている子、勉強している子、いろんな子がいる。その土地に生きる学生たちを見ているのも、旅行中の好きな時間だ。

電車では引き続き、村上春樹の『シドニー!』を読んでいた。以前も書いたが、彼は2000年のシドニー五輪の取材で現地を訪れ、9月11日のシドニー到着から10月3日に帰国するまでの間、毎日1万字前後のエッセイを執筆し続けた。

「正直言って、これほど短期間にこれほど大量の完成原稿を書いたのは、作家になって二十数年、初めてのことだった」とあとがきに書いている。

ぼくも彼にならって、今回の旅の出来事をリアルタイムで発信しているが、noteの原稿も長くて4000字程度。頑張ればもっと書けるかもしれない。でも観光や睡眠の時間を考えるとこれ以上は難しい。徹夜になってしまう。

村上春樹は軽やかなタッチでサラリと毎日1万字書いているが、真似してみて改めて彼のすごさを感じる。シドニーでの現地取材もこなしながら、さらには観光やランニングなどもしながら、どうして毎日1万字の文章を書けるのだろうか。難しいことを、実に簡単そうにやってのける。まだまだ遠く及ばないが、ぼくも引き続き鍛錬して、文章量と書くスピードを上げていきたい。

松本からは中央本線の高尾行きに乗車。諏訪湖や甲府を通り、お昼前に山梨県の石和温泉駅に到着した。

実は義姉の実家がこの近くにあり、旅の最後に1泊させていただけることになった。泊まらせていただくのは、9年前に自転車で訪ねて以来。そのときは当時住んでいた二子玉川から120kmの道のりを走ってきた。

2014年4月の訪問時

ということで、再び兄や義姉の家族と駅で再会。お昼にパスタを食べ、午後はドライブへ。

山道を登り、太宰治が滞在したことでも知られる「天下茶屋」を訪ねた。残念ながら今日の営業は終わってしまっていたが、店の前からは富士山と河口湖が見えた。ここの茶屋の2階には、太宰治文学記念室が併設されているそう。

河口湖に降りていき、湖畔の大石公園へ。ラベンダーの色はくすんでいたが、外国人観光客の多いこと多いこと。アジア、ヨーロッパ、様々な国の人たちが富士山と河口湖をバックに記念撮影をしていた。

その後、富士五湖の西湖と精進湖を通って帰ることに。西湖では甥っ子とツーショット。この一年でサッカーが大好きになり、ヨーロッパで活躍する選手の名前や所属チームをたくさん覚えたようだ。今は選手のゴールパフォーマンスを真似するのにハマっていて、写真のときにはエムバぺやハーランドのポーズをするようになった。

西湖にて

西湖も精進湖も、メジャーな河口湖や山中湖に比べて観光客はほとんどおらず、静かで趣があった。精進湖から望む富士山は、手前にある小さな山が子どものように見えることから「子抱き富士」と呼ばれているそうだ。確かにそう見える。富士山も見る場所や角度によって表情が異なりおもしろい。滅多に来ない湖に来られて良い機会になった。

精進湖からの「子抱き富士」

精進湖から30分ほどで家に戻り、みなさんと夕食。明日は朝イチの高速バスで新宿まで向かうため、今回の旅はこれにて終了。旅の後半は、佐々木家の皆様(義姉のご家族)にたいへんお世話になりました。ありがとうございました!

久しぶりの旅行だったけど、終わってみれば実に楽しく充実した5日間だった。発信も頑張れて良かった。今後に向けての練習になった。

これからまた、1ヶ月後に迫ったオーストラリアの旅の準備に入る。旅と発信のための資金集めはファースト目標まで残り44%。達成を目指して頑張っていく。

ただいま3社の企業様、42名の個人の皆様よりご支援いただき、
総額446,866円のご支援をいただきました!
ファースト目標まで、あと353,134円(現在56%)
ネクスト目標まで、あと753,134円(現在37%)
オーストラリアの旅出発まで、あと27日です!


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