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博多〜鹿児島 徒歩の旅(5)大牟田〜玉名 荒尾の梨スムージーに感激

博多〜鹿児島 徒歩の旅
第5ステージ
福岡県大牟田市〜熊本県玉名市
23km

朝から疲労度MAX。ついに腰の痛みも出てきた。

宿の朝食を取り、少し元気になる。そして昨夜終わらなかったnoteの投稿とSNSでの発信を完了させ、10時に出発。

博多でお世話になったライターのキノシタアヤさんは、大牟田出身の方だった。そんな彼女からお勧めされた大牟田の「taramu books & cafe」に立ち寄ると、店主の村田さんからいろんなお話を伺うことができた。

このお店では、本やコーヒーなどを販売しているほか、毎月様々なワークショップやイベントが予定されている。今日はちょうど服作りのワークショップの最中で、参加者の方々とも少し交流することができた。

お土産においしいクッキーとコーヒーのドリップバッグもいただいてしまった。村田さん、ありがとうございました!

その村田さんから情報を得て、2kmほど歩いて「宮原坑」へ。地味な場所で、ぼくのほかにはおじさんが2人見にきていただけだが、これは歴としたユネスコ世界文化遺産。「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」のひとつとして10年前に登録された。

ここに深さ約160メートルの竪坑があり、炭鉱の作業員たちはここから地下に下り、さらに2時間ほど移動した有明海の下で、炭鉱を採掘していたそうだ。深さ160メートル? 降りてからさらに2時間も? 海の下で? といろいろ驚いたが、先日観たドラマ「海に眠るダイヤモンド」の映像と少し重なった。

やがて熊本県に突入した。荒尾市である。

「グリーンランド」という遊園地を越えたところにある「THE PARK BURGER」でランチ。

アメリカ西海岸にありそうなお洒落なお店で、ハンバーガーのクオリティも高かった。

そこから丘を登ったところにある「ゆめタウンシティモール」内には、荒尾市立図書館があった。商業施設内にあるなんて珍しい。気になって覗いてみたのだが、2022年に開業したばかりのまだ新しい図書館。素敵な空間だった。

図書館の外に出ると、なぜか西側に、雪を戴く巨大な山が見えた。

(荒尾市は海に面しているはずなのに、なぜその海側にあんなに大きな山が!?)

と驚いて地図を開いたら、なんとあれは有明海の反対側にある、長崎県の雲仙岳だった!すごい!こんなにハッキリ見えるんだ!

途中、「ぶちスタンド」という小さなお店があった。荒尾は梨の名産地だそうで、ここは梨農家の4代目の方がオープンした梨スムージーの専門店。気になって飲んでみたのだが、これが非常においしかった。

彼は企業に勤めたあと博多にあるカフェの専門学校で学び、そして地元に戻ってきたそう。それでエスプレッソマシンもあるのか、と納得。その経験が融合した「なしプレッソ」という世界で唯一のドリンクも販売されていた。これは梨スムージーとエスプレッソが組み合わされたもの。店主曰く、意外にも相性が良いのだそうだ。次回はぜひ飲んでみたい。

今日はコンビニでバナナチップスチョコを買った。「コンビニおやつ紹介おもしろいですね」とスタバ常連の友がおやつ代をPayPayで支援してくれたので、なるべく買ったことのないものを選んでみたい。

17時45分、ようやく玉名温泉に到着した。今夜はこの温泉街で最安値だった「立願寺温泉ホテル 湯里」に宿泊。1泊朝食付き5500円と今どき信じられない安さだったが、全然悪くはない。

夜は「ぶちスタンド」の方に教えていただいた、玉名ラーメンの有名店「千龍」へ。ホテルから往復3kmをまた頑張って歩いた。玉名ラーメンの特徴はニンニクチップが入っていること。おいしかった。しかし口コミを見ると、普通サイズで1kgあるという山盛りチャーハンも気になり、頼んでみた。優に二人分以上あるので、店には持ち帰り用のパックまで用意されている。

ぼくも量を見て流石にこれは無理だろ・・・と思ったけど、頑張っていたらなんとか食べ切れた。達成感があった。

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中村洋太
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