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博多〜鹿児島 徒歩の旅(7)熊本〜富合 結局走る

博多〜鹿児島 徒歩の旅
第7ステージ
熊本県熊本市内(熊本〜富合)
12km

ようやく熊本でゆっくりできるのが嬉しかった。8時頃に起きて、洗濯と朝食を済ます。

そのあと部屋に戻り、3日後までのホテルを予約した。八代、芦北、出水と進んでいく。ただ誤算だったのが、明日泊まる八代までの距離だった。熊本から37kmもあった。最初に計画したときは「なんとかなるでしょ」と甘く考えていたのだが、この一週間を振り返ると、今のぼくに37kmはキツすぎる。歩くだけならいけても、そのあと原稿を書く時間と気力が残らない。

とはいえ、八代が大きな街なので、その手前にはほとんどホテルがない。結局八代に泊まるしかないのだ。では、この37kmをどう対処するか?

(今日のうちに、少しでも進むしかない)

ぼくの立てた作戦はこうだ。熊本から12kmほど南下したところに、JR鹿児島本線の「富合駅」がある。ここまで今日、進んでしまおう。どうせ今夜は熊本のホテルに泊まるのだから、できる限り身軽な格好で行く。そうすれば、ランニングが可能になる。富合駅に着いたら、電車で熊本駅まで戻ってくる。そして明日の朝は、また電車で富合駅まで行き、そこから八代までを歩けばいい。そうすれば歩く距離は30km以内で済むはずだ。よし、これでいこう。

午前は昨日分のnoteやSNSの更新で終わった。お昼は熊本市役所の最上階にあるレストラン「彩」にて。窓からは熊本城を一望できて、素晴らしかった。料理も手が込んでいておいしい。

それから熊本城の下にある「城彩苑」へ。

江戸時代を再現したような観光スポットになっていて、いろんなお店が並んでいる。その中の「香梅庵」で、名物の「陣太鼓ソフト」を食べた。小豆の練り込まれたソフトクリームで、求肥も入っている。あと、熊本銘菓の陣太鼓も。おいしかった。

そして日本三名城のひとつ、熊本城の見学。2016年に熊本地震が起きたとき、ぼくはまだ会社員だった。そして復興支援キャンペーンツアーの添乗員として、熊本城に来たことがあった。そのときは仕事だったためほとんど記憶にないが、崩れた熊本城を何ヶ所か見た。それから早9年、現在は「特別公開ルート」が設けられ、そのルートに沿って復旧の様子も含めて見学できるようになっていた。

天守閣は迫力があって素晴らしかった。加藤清正についても学びたくなった。これも司馬遼太郎の作品に頼ろう。

いつものスタバで働く熊本出身のYさんから、「義妹が熊本城のお土産屋さんで働いてます」と教えてもらったので、探しに行ってきた。そして2つのお店を巡り、ご挨拶することができた。

また、ぼくが昨日今日と利用しているホテル最寄りのスタバは、Yさんが学生時代にバイトしていた古巣だったらしく、いろいろ写真を撮って送ったら「懐かしい」と喜んでくれた。

夕方、ホテルで着替えて、富合駅までのランニングに出発。荷物が軽いから動きやすく、歩くよりも2倍近いスピードで進むことができた。快適だ。

夕日や日暮れ後のマジックアワーが綺麗だった。無事12kmを走り切り、富合駅からJR鹿児島本線に乗って熊本に帰ってきた。行きは2時間弱、帰りは10分だった。電車は速い。

熊本駅の隣にある「アミュプラザくまもと」は、2021年にできた大型複合商業施設。ここにあるユニクロで、なくして困っていた手袋を購入。ちょうど今週は手袋のセールで、定価1990円を1290円で買えた。ラッキー。

熊本駅から市電に乗り、辛島町で降りた。市電はPASMOが使えて便利だった。「ライフイズジャーニー」という人気店で熊本ラーメンを味わい、夜はスタバで原稿。ソイラテがおいしい。

旅は残り半分。鹿児島まで頑張ろう!

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中村洋太
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