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どんなライターさんにライターコンサルを届けたいか

前回のnote「収入がなくなることで得た気付きと、心境の変化」は、大きな反響があり、直接嬉しい言葉をかけてくれた友人もいた。この記事を書くなかで、これから仕事とどう向き合っていくか、気持ち整理することができ、前に向かう推進力が生まれた。

昨日、2名の方にコンサルをした。久しぶりのライターコンサルだった。

ひとりの方は新しい生徒さんで、現在地中海のマルタ共和国で語学留学中というユニークな方だった。今はまだライターではないが、「帰国後にライターとして活動していきたい」と話していた。彼女のバックグラウンド、どうなりたいか、現在の悩みなどを伺い、一緒に道筋を考える時間になった。「まずどう動いていけばいいかが明確になった」と喜んでくださった。

もうひとりの方は、数ヶ月前からコンサルしているライターさん。昨日の朝、「自主的にインタビュー記事を書いてみたので、添削をお願いします」というご連絡があり、すぐに添削をした。赤字を入れたあと、夜にLINEでお電話し、細かなアドバイスやフィードバックを口頭で伝えた。アドバイスはGoogle ドキュメント上のコメントで済ませられることもあるが、チャットでの「すれ違い」が日常茶飯事であるように、言葉の問題では微妙なニュアンスの説明が必要な場合が多い。派生することも含めて伝えたいため、なるべく口頭でお伝えするようにしている。

そのように直接話している時間を通して、ライターさんの成長を肌で感じることができる。二人の方と向き合えて、ぼくにとっても充実した一日になった。

約1ヶ月ぶりに仕事をしてみて、色々と思うことがある。

この数ヶ月間、「もうライターコンサルは辞めようかな」と何度も思った。収益を安定させるのが難しいから、というのも理由のひとつだった。ライタースクールのように、「4期生募集!」とか「3ヶ月間でいくら」とか、そういうスタイルにすればもっと生徒さんも増えて、収益の安定化も図れるかもしれない。でもぼくはより自由に活用してほしいという思いから、「入会金も取らないし、1回コンサルを受けるだけでもOK」としている。ライターさんはそれぞれ現在地や進みたい方向性が異なるから、レベルや目的に応じて気軽に活用してほしいと思っている。

だから初回コンサルのみ受ける方もいれば、その後2〜3回添削を受けて卒業していく方もいる。だいたい多くの方が、2〜3回添削した時点で良いインタビュー記事を書けるようになり、メディアで採用されて記事を書くようになっていく。インタビュー記事は、書けば書くほどうまくなる。コツを掴んだらあとは実戦経験が大切だから、細かいミスを恐れずどんどん回数を重ねてほしいと思っている。編集者の方から「中村さんの生徒さんで良いライターさんいませんか?」と声をかけられることもあるので、ぼくがライターさんに仕事を紹介するケースも増えてきた。

ライターさんたちがどんどん卒業していくのは喜ばしいことだが、一方で事業を行う立場としては、新しい生徒さんを取らないと継続が難しくなる。そういう背景もあって、この1ヶ月間はほとんど仕事がなかった。(とある筋からの情報によれば、「中村さんが旅行ばかりしているのでコンサルを頼んでいいのかわからなかった」という説もある。ごめんなさい。この先しばらくは旅行しないので遠慮せずご相談ください。)

話を戻すが、昨日お二人にコンサルしてみて、なんだかんだで人への貢献がダイレクトに伝わってきて、この仕事は楽しい。SEOライティングで心が折れていた方々が、インタビューライターとしての仕事にやりがいを感じて、水を得た魚のように輝き出す。コンサルと添削を通してメディアで活躍するようになると本当に嬉しいし、それがぼくのやりがいになっている。今や毎週のように生徒さんの書いた記事がYahoo! ニュースや大手メディアで話題になっていたりする。

それで改めて、ライターコンサルをどんな人に届けたいか、言い換えれば「どんな人に受けてもらいたいか」を考えていた。

「本当はインタビューライターを目指したいが、SEOライティングから抜け出す方法がわからない」という方

「インタビューライターを目指して活動しているが、ちゃんと原稿をチェックしてもらったことがないので、このままの書き方でいいのか不安がある。添削してほしい」という方

「文字単価から記事単価で仕事をするためにはどうすればいいのか? また、どのように仕事を取っていけばいいのかがわからない」という方

「現在は会社員だが、今後ライターとして活動していきたい。そのためにどう動いていけばいいか相談に乗ってほしい」と思っている方 etc...

そんな方々のお役に立てればと思っている。一応、エッセイやコラムを書きたい、という方向けのコンサルと添削も行っているが、エッセイで食べていける人はひと握りで、インタビュー記事に比べて仕事になりづらいという事実は先に申し上げておく。それを踏まえてなおチャレンジしたい方であれば、お力になりたい。

ところで、ぼくが2年間コンサルをするなかで強く衝撃を受けたのは、「駆け出しライターはまずはSEOから学ぶのが順序だと思っていました」と発言した方の多さである。なんともったいないことか、と思った。

たしかにこの時代、SEOの知識を持っていることはプラスになると思う。また、SEOライティングも需要はたくさんあるので、やりたい方はやればいい。しかし、「SEOライティングのステップを踏まなければインタビューライターにはなれない、もしくはより単価の高い仕事はできない」ともし思っている方がいるとしたら、ぼくは黙っていられなくなる。なぜそれが大きな間違いなのか、というのはまた改めて書きたいが、とにかく「本当はインタビューライターをやりたいんだけどSEOが苦痛で・・・」という方を少しでも減らしたい。それがぼくが活動するうえでの根源的なモチベーションになっている。良質な記事を書くライターさんを増やしたい。

続きです↓

※ライターコンサルのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

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中村洋太
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