新企画「毎週1万円で楽しむ東京近郊さんぽ」の構想
10月29日に誕生日を迎えた。その日の朝は正直、ワクワクよりも焦りの方が大きかった。
気付けば37歳になってしまった。もう40歳も遠くない。自然、キャリアのことを考えてしまう。
望んでいたような人生を歩めているだろうか?
日々、様々な挑戦ができているだろうか?
人生を心からエンジョイできているだろうか?
答えは「ノー」だった。
このままズルズルと、中途半端な形で40歳になるわけにいかない。もっともっと、チャレンジングで充実した日々を送りたい。そして結果はどうであれ、自分が心から満足できるキャリアを歩みたい。
状況を変えたい。今の自分に必要なのは、「動くこと」だった。経験の焼き直しではなく、新しいことを始めたい。
では何をするか。朝はじっくりと考えようと思っていたのに、Googleカレンダーを見て「なんだってまたこんな日に」と思った。
10時から、ミーティングの予定があったのだ。
先日、メルマガ運営会社のまぐまぐさんから、「有料メルマガを始めませんか?」とDMが届いた。
これまでも何度かメルマガの打診を受けたことはあったけど、断ってきた。「自分の文章はすべての人に届けたい」という想いが強かったから。
でも、noteメンバーシップを始めたことで、少しだけ気持ちの変化があった。また、少し前に読んでいた『ネット興亡記』という本で、「まぐまぐ」の名が出てきたこともあって、なんとなくシンクロニシティを感じていた。
多分やらないだろうけど、話だけでも聞いてみようかな、と。
しかし2名の方とのミーティングを終えて、ぼくはすっかり「有料メルマガを始めたい」という気持ちになっていた。正直なところ、手数料も大きいし、利益はあまり期待できないのだけど、それよりも、「新しいメディアで、新しいチャレンジをしたい」という気持ちが優った。それに誕生日の出来事は、何かしら意味があるに違いない。
では有料メルマガを始めるとして、週1で「何を書くか」。
先方からは、「旅に関するメルマガを」とか「旅先で味わったグルメを紹介したりするのもおもしろいんじゃないですかね」といった話があったので、これまでの旅の経験をもとに、何か書こうかなと最初は思った。
でもそこで、「いかんいかん、それじゃまた過去の経験の焼き直しじゃないか」と自分に鞭を打った。
やるなら、新しい企画を考えたい。
そのとき、パーンッとアイデアが浮かんだ。
この1年、ぼくは旅を除けば毎日のように近所のスタバにいて、流石にもっと外に出なくてはいけない、と課題に感じていた。だから「何かおもしろい企画を考えて、外に出よう」という意識がそもそも高まっていた。
少し前に、Xでこんなポストをした。
<「一日一駅で遊び尽くす東京」みたいな企画、やりたくなってきた。毎回ひとつの駅を決めて、駅周辺をぶらぶら散策し、良さげなランチやカフェを楽しむ。そして発信する。>
このアイデアとメルマガを組み合わせて、「毎週1万円で楽しむ東京近郊さんぽ(仮)」という企画はどうだろう?
予算と時間を決めて街を歩き、都内や近郊エリアの魅力を伝える追体験メルマガである。週1日、エリア別で散策、食、カフェ、美術館、体験、ショッピングなどを楽しみ、その様子を毎回メルマガで発信する。
銀座エリア、神楽坂エリア、中野エリア、日暮里エリア……、都内だけでも無数にある。そして高速バスを使って千葉や茨城へ行くもよし、電車で宇都宮や熱海や箱根や三崎を訪ねるもよし、高尾山や近場の山でハイキングするもよし。飛行機を使わなくても、東京近郊で楽しみ方は無限大だ。
そんなことを考えていたら、自然とワクワクしてきた。そうだ、最近の自分に欠けていたのは、このワクワク感だったのだ。何歳になっても、新しいことをするって大事だ。気持ちが若返る。
何より「TOKYO」は、世界中の人たちがパリやロンドンやニューヨークなどと同様に憧れる国際都市なのである。なのに、せっかく都内に住んでいながら、ぼくは東京のことを全然知らない。それは非常にもったいないことだ。だから自分の経験を広げる意味でも、これは良い企画だと思った。
問題は予算である。週1万円とすると、月4万円かかる。仮に月額550円のメルマガを運営すると、会員数150人でようやくトントンになる。しかし最初は数名しか集まらないだろう。
そこで、しばらくは1回のお出かけの予算を「5000円」としてやってみたい。足りない分は自己投資。
そして第1目標である会員数150人に到達したら、1万円の旅も解禁する。そしたら、体験の可能性はさらに広がる。
月額550円のメルマガで、毎週5000円分のお出かけ体験を楽しく書いて届けられたら、読者にもお得感を与えられる気がする。すでにnoteでメンバーシップ(有料会員)になってくださっている方もいるので、メルマガと同じ内容をメンバーシップの方でも公開したいと考えている。
そんな構想を、近く実現したい。