北海道ガーデン街道の旅(3)富良野から帯広へ
旅の3日目。ホテルで朝食を取り、9時頃出発。今日は「北海道ガーデン街道」に登録される8ガーデンのうち、3つを訪ねる。
まずは「新富良野プリンスホテル」敷地内にある「風のガーデン」へ。ホテルの駐車場に車を止め、ガーデンの受付へ行くと、送迎車に載せてくれた。ゴルフ場も併設されたホテルの敷地はとにかく広く、「敷地内」とはいえ甘く見てはいけない。送迎車で3分ほど走り、ようやく「風のガーデン」に到着。
メインガーデンとローズガーデンに分かれていた。メインガーデンがとくに綺麗だった。ここは2008年に放送されたテレビドラマ『風のガーデン』の舞台でもある。脚本は『北の国から』でお馴染みの倉本聰さんだった。
このガーデンのある新富良野プリンスホテルの敷地は、「旧富良野プリンスホテル」の敷地ともくっついているのだが、ぼくは2008年、大学2年生の夏にそこを訪れ、植林のボランティアを行った。「ゴルフ場だった敷地に木を植えて森に戻す」というプロジェクトの一環で、それもまた倉本聰さん率いるNPO法人「富良野自然塾」が行う活動だった。その際、倉本さんご本人もお会いした。
あのとき、スタッフの方に「ラベンダーの季節に、また富良野へ来てください」と言われたのを覚えている。14年も経ってしまったが、この地を再訪し、無事ラベンダーを見られて良かった。ぼくが植えた小さな苗木は、今どうなっているだろうか? 無事に育っていてくれたら嬉しい。
10時半に「風のガーデン」を出発し、帯広方面へ。次は約100km先の「十勝千年の森」を目指した。道のりこそ長かったが、信号も他の車もほとんどなく、実に快適な道路だった。まるで自分がドライブするだけのために世界が存在しているようだった。って書くと村上春樹っぽい。でもなんだか本当に海外をドライブしているような気分になれた。
「十勝千年の森」に到着。マイナスイオンたっぷりの森の中を歩いていくと、雄大な眺めを楽しめる「アースガーデン」が現れた。
その隣の「メドウガーデン」は、まるで色の見本市のようにカラフルな花々が咲いている。
牧場には子ヤギがたくさんいて、100円で餌やりをしたらメーメー鳴きながらたくさん近寄ってきた。すごい勢いで餌を食べる。かわいい。
帯広市内の「KABUTO ISHIUSUSOBA」で蕎麦を食べ、この日最後のガーデン「真鍋庭園」へ。ここは花ではなく、「樹木」が主役の庭園。500種類以上の針葉樹がある。
歩くルートが決まっていて、45分ほどかけて一周できる。途中、日本庭園からヨーロッパ庭園へと移り変わる。ぼくがトウヒやモミの木よりも気に入ったのは、ニセアカシアの「フリーシア」という木だった。鮮やかな黄緑色で美しかった。
無事、3つのガーデンを満喫できた。
夕方、「森のスパリゾート 北海道ホテル」にチェックイン。夕食は「なごやか亭」という釧路生まれの回転寿司チェーンで食べた。ホタテ(炙り塩バター)や分厚いサーモンの握りがおいしかった。明日は最終日!
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