僕にとって 好きな、作りたい音楽 とは
ここでは、半年間に渡り参加させてもらった作曲塾での課題で、「自分にとって〇〇とは」という事で書いていきます。
作曲塾で色々な音楽や考え方に触れ、様々な音楽がある中で、結局自分はどのような音楽が作りたいのか考えました。そのことについて書いていこうと思います。
僕にとって 好きな、作りたい音楽 とは
僕自身色々な音楽が好きで、またフリーで活動していますので、様々な音楽を作りますが、ここでは僕個人が作曲したい音楽について書きたいと思います。
まず僕は音楽自体を進める先端の活動は向いていないと思います。なので、既存の音、技術で音楽を作りたいと思います。といっても、既存のものでも莫大な音楽、考え方がありますので、方向性を見極めるためにも自分の好きな音楽を考えました。
好きな音楽や作曲家を挙げてみるとバルトーク、リゲティ、クセナキス、メシアン、ブーレーズ、武満徹などです。
この好きな作曲家の共通点を見ると(自分の感じ方、観点で)、『数学的な構成』、『絵画的な要素』、『民族的な要素』かなと思います。
『数学的な構成』、『絵画性』、『民族性』
数学的な構成 は、綺麗に作曲されている?整っている?音楽が好きです(セリエルのような音楽でなく)。それはバルトークやリゲティのような感じです。また、クセナキスの音楽を聴いていると、何か自然現象が起きているような気がします。また、リゲティやクセナキスもバルトークの影響が強いので、やはりその系統の音楽が好きなんだな。と思います。
現在は、ここをもっと深堀りしてみようと数学の勉強をやり直しています。最低でもクセナキスの音楽の方法論を理解、模倣出来るまで行くつもりです(一年以内に)。
絵画性 というのは音が見えるような音楽です。どのような音楽が形があって、また無いのか非常にあやふやです。それが音の構成かもしれないし、音色かもしれない。
仲舘さんの話でカンディンスキーの絵の話が出ていましたが、彼の著書 点と線から面へ ではキャンバス上の図形のもつ運動力学が書かれていますが、正確な数字が書かれているわけではなく、この時こうあれば、こう感じられる。という感覚の話です。音楽でもこの要素は感覚的なものなのかな?
自分が出来ることは、数学的に構築した音のバランスを感覚(自分の好み)で崩すことが、理論に囚われすぎないことが、絵画性のヒントになるのかな?と。
民族性 は、メロディーとリズムではないかな?と思っています(どちらかでも)。イサン・ユンや西村朗さんのヘテロフォニーような、民族の根源的な音楽も好きで、武満さんの音楽もまた、民族的な要素を感じます。歌いたい気持ちと、踊りたい気持ち。
これから僕が取り組むべき音楽
まとめると、
・配列された音
・そのルールに縛られすぎない
・メロディー、もしくはリズム
以上を改めて自分で読んで見ると、古典的な方法で、しっかりとした方法論はなく、浅い考えな気も大いにします。
しかし、改めて自分の好きな音楽、取り組むべき方向性が見えてスッキリしました。これから以上の点に取り組みながら、模索していこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。