国立小学校説明会に参加して思うこと
京都教育大付属桃山小学校のYoutube学校説明会動画、京都教育大付属小学校のリアル説明会に参加。
急に参加することにしたので、あまり「お受験」に関して考えがなかったが、「スーツは紺、靴は黒」などの一般的な意見にはとても違和感を感じながら、セミリタイアして5ヶ月ぶりに、更に残暑が残る35℃の京都でスーツにて説明会に参加。
色々と「お受験」や「子供達の未来」について考える良いきっかけになり、まさか自分が子供の学校説明会に参加するとは!と考えさせられる1日になりました。
きっかけ)
元々、小学校受験をするなど全く考えてはいなかった。
特に、私立は高い!と勝手なイメージと、将来的には海外で育てたい!と漠然と思っていた。
セミリタイアをきっかけに、子供と関わる機会が増え、毎朝ドリルをやる習慣を始めた。
そして、今仕事を委託して頂いている会社の近くに、京都国立小学校があるのを思い出し、勉強をするのに目標があったほうがいいので、受験してみようか?と妻と相談を始めたのがつい先月。
妻が色々と調べてくれた結果、9月に説明会があり、受験は説明会に参加しないともらえないと確認できた。
2つの国立小学校)
京都には教育大附属と教育大附属桃山の2つの国立小学校がある。
関わっている会社の近くの小学校は桃山になり、幼稚園からなので小学校の募集人数は少なめの30名程度。
始めに親の「抽選」にて、受験できるか?どうか?が決まる。
まさに「運も実力のうち!」 そして、倍率も高い。
また、教育大附属は幼稚園はなく、小学校からなので90名の募集があり、桃山に比べると少し倍率は低い。
こちらは「受験」、「合格者による抽選」がある、やはり「運も実力のうち!」の学校。
教育大附属を受験する?)
教育大付属の方が募集人数が多いのと、とりあえず受験はできるので、こちらを受験しようか?と考え始める。
また、教育大付属は京都の北に位置するので、せっかく京都にいるなら一度は住んで見たいと思っていたエリア。
更に、京都の北の方は学区も良く、公立の小学校でも私立小学校並みの人気がある「御所南小学校」や「高倉小学校」がある人気なエリアもある。
なので、打算的に、受験に落ちてもそちらの小学校に入れれば?と思い、引越しも視野に入れて考え始めた。
併願は禁止)
私立との併願は可能だが、国立二つの併願は禁止。
説明会も同じ日に実施、参加しないと受験資格がもらえない条件。
なので、教育大付属の説明会に参加することに。
そして、桃山のことは忘れていたが、妻が何かのきっかけで桃山を見た所、なんとコロナの影響で桃山がYoutube動画説明会に変更されていた。
だから、同じ日だが、youtube配信が同日の10~18時まで可能なので見てみることに。
桃山のYoutubeを見た感想)
まずは、桃山のYoutube動画が10-18時限定で配信されたので、午後の教育大付属のリアル説明会を前に、妻と視聴してみることに。
ビデオは、4部門に分かれていた
1、校長挨拶
2、学校説明
3、行事説明
4、願書の書き方
とてもゆっくり、わかりやすく話して頂けるので、Youtubeを1.2倍速でみて、時間も節約できた!
特に、願書の書き方は、2倍でちょうどよかった!
Videoはわかりやすく、特に、今後当たり前が通用しない世の中で、自ら考えて行動する力を身につけさせる!という「自立」の考えは素晴らしかった。
また、仲間(日本だけではなく、海外の方とも)と力を合わせて生きる力を養わせる「共生」を掲げているのが素晴らしかった。
教育大付属を訪問した感想)
午後は、教育大付属のリアル説明会に参加。
地下鉄鞍馬口駅から徒歩8分くらいの距離になり、実際に歩きながら息子が無事に通えるか?を検証。
説明会は、14:30-15:30になり、その後は自由に校舎を見学できた。
説明会自体は、下記の内容だった。
1、校長挨拶
2、4年生による学校紹介
3、特徴や行事などを副校長より説明
4、願書の書き方や注意点の説明
特に、9年生(小中一巻)を進めており、4年生までが初等部のシステムは興味深かった。
しかし、桃山のような明確さがなく、自分の感性的には桃山に通って欲しい!と思った。
そして、妻も同じ考えだったので、結果的には倍率が高いにしろ桃山を受験させてみようという結果になった。
娘も急遽受験?)
桃山を受験させようと考えた時に、幼稚園からあるので、「せっかくだから来年から幼稚園の娘も受けさせようか?」という考えにもなった。
全く受験勉強はしていないが、娘にとっても良い機会かもしれないし、うまくいけば兄弟揃って入学になる可能性もあり!
引越しを考える)
二人を桃山に入れる場合、小学生はドアtoドアで1時間、幼稚園は40分との制限があり。
現在住んでいる場所からは、ギリギリ60分かかる。
どちらにせよ引越しを考えていたので、桃山狙いで引っ越すか?または、桃山に落ちてもいかせたい公立がある学区へ引っ越すか?悩む。
元々、子供は自然に育つ考えだったので、特に学校については考えていなかったが、子供達と関わるうちに、色々な考え方になり、「親が与えてあげられるのは可能性」ということに気づく。
「お受験」に対する考え方)
元々「お受験」をするつもりもなく、逆にその考え方が少し理解できなかった。
背景には、もちろん、自分自身と妻が公立の小中学校で育ったから。
逆に考えると、我々の育った少し田舎の環境では、私立や国立というお受験に関する概念がなかった。
それはそれで、「知らぬが仏」という形で幸せなのかも?しれない。
また、姉の二人の娘は幼稚園からがっつり私立受験を実施しており、姉はかなりの教育ママだった。
さらに、下の娘が初め別の幼稚園だったのを、姉と同じ私立へ途中から編入させる荒技も実施していた。
その際には、下の娘につきっきりで勉強をマンツーマンでしており、かなり頑張っていたのを知っている。
更に、学費も半端なく、とても払えない!とびっくりしていたのを覚えている。
更に更に、姉がいかせた私立はカトリックの厳しい私立になり、親も見られるので、紺のスーツ、黒の靴が必須アイテムだった。
今回、妻がこの内容を聞いていたので、「お受験」として説明会にもスーツ+ネクタイ+黒の靴を求めた。
しかし、会社をセミリタイアしている自分は、汚くなっていた黒の靴を捨ててしまっており、妻に少し怒られる。。。
この、「皆が同じじゃないといけない!」という日本独特の習慣はとても窮屈に感じるし、違和感を感じる。
息子がどうしてもこの学校に行きたいから協力して欲しい!とお願いされれば喜んで協力するが、何故親の格好、特にスーツの色や靴の色で判断されるのか?が意味がわからないし、それなら頑張って稼いでインターに行かせたい!と本気で思った。
結果から言うと、意気込んで説明会に参加したが、T-シャツの親御さんも多く、スーツは3割程度だったので、安心した。
一部の私立は厳しいらしいが、国立はそこまでではなくてよかった!
姉の考え)
実はちょうど母と姉夫婦が東京より京都に遊びにきており、説明会についても知っていたので、「怒られるかな?」とヒヤヒヤしていた。
しかし、姉的には、私立は学校によってカラーも違うし、テーマパークのようなもの。
自分たちの合う学校に入らないと後あと大変と優しく諭してくれた。
また、「環境で子供は大いに変わる!」と力説してくれた。
子供の未来に選択肢を多く持たせるためにも、いろいろな可能性を与えてあげたい!と言う考え方には共感できた。
親の想い)
自分たちの教育方針としては、平均点を取るような子供よりは、赤点があっても、自分が極めたい!と言う特出した能力を持って欲しいと思う。
今後の世の中は平均点の人よりも、尖った人間が必要だし、それだけのめりこめるものを持っている方が人生が楽しいと思う。
子供たち二人には、「羽」を漢字を使った。
世界に羽ばたいて、楽しい人生を送って欲しい!