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旅行記?② 「無理」

「無理」

※時差投稿です


8月30日、午後1時。ロシアのよくわからんとこ。晴天。気温は17度。寒いです。
僕は今旅をしています。
現在は日本を出てから13日目。シベリア鉄道に乗りモスクワを目指しています。
一通りこれまでの映像も作り終わり、暇なので何か文章でも書きのこそうと思いこれに至ります。

旅行の内容とかは後でまとめられるので、今思っていることを書いていきたいと思います。

今回はタイトルの通り、「無理」という言葉についてです。


僕は今回の旅行を5月頃から計画していました。諸々の予約を始める前の6月頃に、両親に21日間の旅に出ると軽く報告をしたところ、
「絶対無理でしょう。やめときなって。」
と言われました。僕には何が無理なのか意味がわかりませんでした。
このインターネット時代、航空券やホテル、海外の鉄道やバスまでも自宅のベッドから予約ができるし、言語がわからなくてもGoogle翻訳大先生が活躍してくれるし、お金だって頑張ってアルバイトをすれば貯められるし、何が無理なの?無理って100000%できないから諦めろって意味ですよね?は?何が?

また、友人にこの旅行の計画を告げると、
「いいなあ」「楽しそう」
というようなリアクションが返ってきました。

しかしここで、
「お前も一緒に来るか?」
と投げかけると、
「いや、無理無理w」

「一緒に来なくてもそんなに羨ましがるなら他に旅でもすれば?」
「いやー無理無理、俺はいいや」

うーん。

家族の「無理」は他人事でないから直接出てきたのだな、と僕は汲み取りました。まあ家族は心配するもんだからこれは激励の気持ちとして受け取ります。
友人の「いいなあ」「楽しそう」は他人事だから出てきた言葉であって、いざ自分のこととなると、すぐに「無理」になるのかあ。
なんとも寂しいなあ。と思いました。


ではなぜどちらも自分に近いこととなると「無理」という言葉が出てくるんでしょうか。僕は結構考えました。
そして出た結論は、「やったことがない=無理」でした。

家族も友人も何カ国も船、鉄道、バス、飛行機で渡り歩くなんて旅はやったことがない人たちだったのです。


そこで僕はよく今回の僕らのような旅をしている友人と連絡を取りました。
「こんな旅行する予定なんだけどどうかな?」
友人O「まじか!!ロシアめっちゃ羨ましいな!それなら俺とトルコで会えるかもよ!」
友人K「ロシアビザ取るのめんどいから気をつけたほうがいいよ」

「結構無謀かな?無理ある?」
友人K「いや全くそんなことない!シベリア鉄道は俺も考えてた!」


彼らは今回みたいな旅行をやったことがあるから「無理」と思わなかったのでしょう。

そしてさらに時は流れて、先日モンゴルにいる様子をinstagramにアップしたところ、
とある友人から「いいなーずるい俺も行きたかった」という旨のメッセージが来ました。
「来ればいいじゃん」
「いや無理」
「無理って言ってるうちは無理だよ」
「いや最近忙しいし」

なんだかとても嫌な気分になりました。何がずるいのか。何が「いいなー」なのか。本当は思ってもないくせに。
僕だったら人にリアクションするほどそんなにやりたかったら絶対やります。だって本当にやりたいんだもん。
やらない理由がありません。今はほぼ毎日暇で時間があるけれど、去年タイに行きたくて行った時は死ぬほど忙しい合間を縫っていきました。
タイにいるときもPCで毎日作業をしていましたし。でも、本当に行きたかったから行った。それだけです。


やったことないことをすぐに「無理」と頭ごなしに否定したり、
本気で思ってもないことを「◯◯やりたいなあ」「いいなあ」「うらやましい」とこぼすだけこぼしたりする人たち、

クッソつまんないですよ。(本当は「は?!クッソつまんねーの!んじゃ何もかも無理だな!いますぐ4ね!あ!4ぬのも無理か!」と言いたい)


これだけです。やったことなくてもわからなくても、とりあえず調べてみて試してみる。
そして、ただ自分がやりたいからやる。

僕は楽しく素晴らしい日々を過ごしています。誰よりも良いカンジです。


そろそろ次の停車駅に着くのでヤニ吸ってきます。吸いたいから。では。

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