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【雑記:花束みたいな恋をした/川沿いで昼寝しながらあれこれ考える】

上記の結構話題になっている映画を見た。
だいぶん久しぶりに映画館に行ったのだ。
若い子たちがいっぱいいて気後したがまぁそれはいい。
ひそひそささやく声も映画がかかり出すとすぐ消えた。

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いろんなところから聞く感想やそのタイトルからしても
なんとなく、個人的には喪失の喪失感
(ああもうこんなものを私は失ってしまったなという感覚
を失ってすらいないなあぁ・・)
をたくさん味わうことになりそうだと思っていたがそうでもなかった。
舞台になっているのがうっすら多摩ということも
あってそこそこ多摩エリアの物語としても楽しめた。

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ぐっと面白くなってきたのが主人公の片割れが
社会に出始めてからの描写で、
おそらくは誰もが出会うであろう社会に出始めてからの
あれこれの葛藤、そして実はそんな社会の持っている多様な魅力もちゃんと表していてとても好きだ。
嫌なことも含めて社会はやはり、楽しい。
いつもそう思っている。

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物語は全編ちゃんと力のある俳優さんの芝居と台本に
支えられていて、それは恋だけの物語ではない、
そもそも恋も含めて生活と心の問題なのだ、
だから経験がないから描けない
とか感じられないとか、多分そんな事はない、
それは芝居とかやろうと思って確かにやって来た
僕自身にもわかるでしょ、と、いうことを
伝えてもらった気がする。

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そういえば自作「多摩モノガタリ」もそうだ。
自分が経験したことがない事は描けないのか?
そういう問いに挑戦したつもりだし、
多分そうでもない、という結論を出した。
だからもっとやりたい。
問題はいつも僕が描きたい人はあまり人に
描かれたくない人たちばかりで、そこをうまく
クリアする方法を探しているんだよな。

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よく川沿いで昼寝するシチュエーションを
思い浮かべる。実は意外とどの場所も、
傾斜がキツかったり陽射しが強かったり、
ほら多摩川は滑る、野川は目立つでしょ?
でも根川緑道だったらちょうどいいよねと
思ってやってみたら最高だった。

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川の音も風の音も、鳥も人の声も良い感じで
耳に入ってくる場所で、そんな事を考えたのでした
という雑記でした。


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