企業研究『Zoom(SaaS・ビデオ会議)』
決算書から企業の強みや市場の可能性を読み解き、自分なりの仮説をもって事業の動向をとらえられるようになるのを目指して、お気に入りの動画等から学んだ「決算書のポイント」を「おすすめのコンテンツ」と共にまとめたノートです。決算書の勘どころをつかめるようになりたいという方に役立つ内容です。
1.企業の強み
Zoomの業界における特長
◆他社との差別化
コンピュータに詳しくない人でもシンプルで使いやすいサービス
個人向けは無料で気軽に使い始めることができる
法人向けは大企業の社内オペレーションに入り込むサービス展開
◆事業の成長性
売上は$882M、YoY+369%
営業利益は$360.9M、YoY+839%(Non-GAAP)
営業利益率が40%、売上は3期連続でYoY+350%超
コロナの追い風で加速度的な急成長
◆ビジネスモデルの特徴
フリーミアムモデル(個人による小規模利用は無料)
サブスクリプションモデル(定額課金制)
中核の製品はビデオ会議のZoom Meetings
他に電話サービス、会議室システム、オンラインセミナー等も提供
2.市場の可能性
Zoomの業界を取巻く環境と市場の可能性
◆会社の電話の必要性
ビデオ会議の利用が進んでも、電話で音声だけの会議をする会社もある
◆社用電話をクラウドで管理するニーズ
大企業は社員の電話を管理するのが大変
代表電話、ルーティング、営業時間の設定等が必要
スマホにインストールしたアプリ上で管理できると便利
◆今後の注目ポイント
蓄えている潤沢な資金によるM&A
3.数字を読む着眼点
他の決算書でも使える数字のとらえ方
◆大企業の売上がYoY+156%、中小企業の売上が+470%
中小企業の方が圧倒的に伸びている
営業マンを介さず口コミによる無料版の利用から売上に繋がっている
4.決算説明資料(IRレポート)
2021年度第4四半期決算
https://investors.zoom.us/static-files/0e5bc6bc-c329-4004-a20b-99b67714e7b8
5.おすすめコンテンツ
(1)決算解説
決算書のポイントを理解するならコレ、おすすめの動画「シバタナオキの決算実況」と文字起こし記事「決算が読めるようになるノート」です。
(2)事業内容
企業の事業内容を調べるならコレ、おすすめのサイト「strainer」です。
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