洗剤などを川に直接流してしまうことで能登の海が大変なことになってしまうのでは?
2/26(月)に、新潟県柏崎市から石川県輪島市門前町へ第2回目の支援活動に行ってきました。
今回は前日2/25(日)の仕事後に柏崎市を出て、夜遅くに宿泊地へ到着し前泊しました。
前泊地は、羽咋市でボランティアへの宿泊を無料提供してくださっているシェアハウスです。
思ったよりもたくさんの車が泊っていて、混んでそうだなぁと思ったのですが、遅い時間の到着にもかかわらず、先に休んでおられた方々が使い方を教えてくれて、みなさんも疲れている中で、そうやって当たり前のように気遣い合い、よい距離感を保ちながら利用していてすごいなぁを思いました。
前回に引き続き、朝食はレスキューフーズをひとり2食。
あったかいものを食べられるっていいですね。
さて今回の大きな役割は2つ。
ひとつは高齢者施設で必要だという古着のズボンをお届けすること。
未だ断水が続く中、ズボンが汚れた場合に洗濯ができないので、感染症等の防止のためにも廃棄するしかなく、かなりの数のズボンが必要で、新品だと使うのが忍びないので古着のズボン(脱ぎ履きが簡単なもの)がほしいという情報を事前にキャッチし、メールやSNSで呼びかけたところ、2日間で段ボール5箱(100着くらい)が集まりました。
それらを門前町剱地の民間物資拠点へ運搬し、Sunくる(後にSunRiseへ改名)代表の田谷さんへ託しました。
また新潟県柏崎市の同業者施設の方がこのような現状を知って、他にも何かできることがないかと気にされているとのことだったので、直接施設にも伺って少しお話しも聞きましたので、必要な方と情報交換したいと思います。
今回のもうひとつの役割は、避難生活をされている主におじいちゃんおばあちゃんたちへ運動指導を行うこと。
運動指導と言っても、一方的にこちらの指示で行わせるのではなく、まずは避難所へ「おじゃまします」と許可を得て入らせていただき、様子をうかがいながら、あまり過度にならずに、今の動きを確認してもらって、それを少しよくできるような運動を紹介して効果を実感してもらい、また別の動きを確認してもらってと、あくまでその場のみなさんが、ああよかったと思えるように行っていきました。
タオルが一本あるとできることが広がるので、こちらも事前に物資として呼びかけたところ、十分すぎる量のタオルが集まりまして、今後も支援に回る所で配っていきたいと思います。
また、風フェスの仲間である理学療法士あいこさんから、テニスボールをお預かりしました。
ただのボールではなく、2つをかわいい袋に入れた物で、使い方のマニュアルまでついています。
これらも使い方をご紹介して、直接手渡しをさせていただきました。
帰り際に将棋とか囲碁、オセロ、トランプなどのゲーム類をお届けしたらちょうど3時のおやつの時間で、どら焼きとコーヒーを頂きました。
なんて言うんですかね、いつもはあまり甘いものは飲まないのですが、とてもおいしかったですね。
こうやっておいしいものをいただきながらおしゃべりする、こういう時間をいかにつくれるかが、この先とても重要になってきますね。
さて、タイトルの件。最後になってしまいましたがお伝えします。
断水が続く中、住民の方々は仕方なく川で洗い物や洗濯などをする場合があり、合成洗剤などが流れてしまうことにより、海への影響が心配されます。
本当に今日を生きるということがかかっているので、みなさんやむを得ない状況におかれています。
そんな中、海にすでに異変があるとのことで、発災直後から現地でボランティアをしている方から川の河口を案内してもらいました。
地震により海岸が隆起したことで、海底だったところを歩くことができます。
少し臭いも気になりました。
サザエがひっくり返って死んでいるのが分かりますか?(下の写真、真ん中よりやや右下)
↓↓↓川の河口から離れるとこんな感じで、海水の透明度が高いです。
ヒトデがいました。
こちらには生きているサザエがいます。
という感じなのです。
EM洗剤などが有効だと思いますが、多くの方にとってなじみがなく、多く出回っている合成洗剤よりもかなり高価です。
でも、なんとかしなくては、海の環境が変わってしまうのが目に見えているように思います。
長くなりますので、書くのはこの辺にしますが、インスタライブでもうちょっと詳しく話してアーカイブで残していますので、よかったら聞いてください。
このあと2/29~3/1に風フェス代表の井上まゆみさんと大橋保隆さんが現地入りします。
ぼくは次は3/26に行く予定です。
今回も物資や支援金のご協力ありがとうございました。
長い支援が必要です。引き続きよろしくお願いいたします!
≪支援金の受付先です≫
ゆうちょ銀行
店名 一二八
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 3755664
トクヒ)アソビソダチアイラボ
お振込みいただけます方は、DMなどでお知らせいただけますと幸いです。
避難者へ直接渡される義援金ではなく、ボランティア活動にかかる費用のために支援金です。
交通費や必要物資の購入などに使わせていただきます。
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