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震災、大雨、それでも奔走する人たちを励ますために通い続けます

10/21~22、新潟県柏崎市より、11回目の能登支援へ行ってきました。
石川県輪島市門前町で活動されている災害支援NPOありんこ に協力する形で入らせていただいております。

道中、紅葉が進んでいます。毎月通っていると季節の移ろいを感じます。
もう11カ月が経とうとしています。
しかし現地では、まだ変わらぬ景色が広がっています。

自分にできることとして、毎回同じ場所へ、運動指導へ伺っています。
それは、運動によるリフレッシュと体調改善もそうですが、「また来てくれたんだね」という安心や希望のようなものをもってもらいたいとの思いからです。

差し入れの飲料は能登で購入。
少しでも貢献になればと思います。

初日はデイサービス施設へ伺いました。
運動遊びによって、少し日常とは違う動きを入れながら、笑いながら楽しんでいただき、新潟からお持ちしたお菓子を喜んでいただきました。

2日目は、仮設住宅の集会所です。
顔を覚えていただけているので、みなさんとのやりとりもスムーズです。
こちらも大きな笑いも出ながら体を動かすことを楽しんで、新潟県柏崎市の銘菓を喜んでいただきました。
お茶をしながらの会話も弾むようになってきました。
「雨はどうでしたか」と切り出すと、みなさん一斉にいろいろなお話をされていました。

大雨による水害から1カ月が経ちました。
家々の清掃はまだまだ続いています。
やっと震災から立ち直る目途がついてきたかと思った矢先の水害は、人々の心身に大きなダメージを残しました。

それでも淡々と片付けをされる方、片付ける気力も湧かない方、様々な感情を持ちながら、時は過ぎていきます。
ありんこの代表者は清掃業をされていた方で、今回の水害からの復旧作業は大きな力となっています。
泥の臭いで覆われていた家の中がきれいになっていき、やがて木の香りが戻ってきて、その家の方がまた生きる力を取り戻されていたりします。

しかし、ボランティアできる数にも限界があります。
今までの疲れと、今回の心身のストレスも重なり、支援する側もとうとう体調を崩してしまっていたりします。

この国は、どこまで自分たちの力だけでなんとかしろということなのでしょうか。
防災庁を、と言っているのはいいですが、同時進行で動けと。
選挙をするのは必要なことでしょう。
しかし、半分の人が選挙に行かない今、本当に寄り添うってどういうことか。
パフォーマンスだけでの訪問なんていらないので、本当に今苦しんでいる人に手を差し伸べてくれ、と思います。

今回は、立ち寄りたいところがあったので金沢のゲストハウスで宿をとりました。
金沢駅周辺は、とても都会的です。
海外からの観光客も多く、同じ石川県とは思えない雰囲気です。
立ち飲みの居酒屋へ入ってみました。

たまたま居合わせたお客さんが新潟の方で、そしてそのお店の大将も新潟の人でした。
ぼくがボランティアで来ていることを話すと大将に「ありがとうございます」と言われました。
一瞬何でだろうと思いました。
金沢で生活していて、地元も新潟なのに、なんで「ありがとう」なんだろうと。
でも嬉しかったですね。こんなに何事もなかったかのような都会で、故郷も違う人が、瞬時に「ありがとうございます」って言うということは、能登のことを忘れていたり、大したことないなんて思ってはいないということかな、と期待も込めて思いました。

今回も出発までの間にご支援いただきましたみなさま、いつも本当にありがとうございます。

みなさまからお預かりしました支援金は、被災地支援にかかる備品費や交通費などに使わせていただいております。
ご支援いただいている皆様、本当にありがとうございます。
まずは3月までは毎月通いますので、引き続きどうかよろしくお願いいたします。
現在、来年度の子ども支援に向けても他団体と情報交換中です!

≪私たちへ支援金を託して頂ける方は下記へお願いします≫
ゆうちょ銀行
店名 一二八
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 3755664
トクヒ)アソビソダチアイラボ

ぼくは自分の体を使って、みなさんからのご支援を何倍にもして被災地に循環させてきます!
次は11/18-19に伺う予定です!


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