「人の意見を聞くと良いこともある」(アタカマ砂漠/チリ)
私達がボリビアのウユニ塩湖に行ったときのこと、一緒にツアーに参加した日本人に「アタカマ砂漠行きました?星が本当に綺麗でしたよー。絶対に行った方が良いです!」と教えてもらい、私達は急遽予定を変更して行ってきましたアタカマ砂漠!
世界で最も降水量が少ない砂漠はどんなところだろうか?乾燥して口がカラカラになるのかなぁ?お湯ちゃんと出るかな?レストランあるかな?と色々心配でしたが、本当に行ってよかった場所でした。
アタカマ砂漠はチリのアンデス山脈と太平洋の間にある砂漠で、標高は約2,000mの場所です。1日目、高山に弱い小鳥は薬を飲んでいたにもかかわらず高山病になり、顔面蒼白ダウンだったので、私は一人で旅行会社へ。滞在中のツアーを全て同じ会社で決めて大幅ディスカウントしてもらい、ご満悦で初日終了。
2日目はValle de la luna(月の谷)という砂漠へ。ここは、大昔は海だったそうで、海水が固まり、砂漠の上には白い結晶ができていて、まるで砂漠の上に雪が降ったような景色でした。ここは地球?と思う程の景色はその名前の通り月面のようでした。照りつける太陽はザ、砂漠という感じでしたが、そんなことも気にならない程の非現実世界でした。
3日目は朝から晩まで1日ツアーへ。まずはPiedra rojasという場所へ。赤色の溶岩を歩いて行くとブルーグリーンのオアシスがあり、その後ろに広がる綺麗な山々が水面に映り、それはそれは綺麗な景色でした。その後もMiniques湖、Miscanti湖、 フラミンゴの居るChaxa湖の絶景をトレッキングしながら堪能し、前日同様素晴らしい体験でした。
3日目はTatio間欠泉という熱湯を噴出する温泉へ朝4時に出発して行きました。Tatio間欠泉は標高4,320mで、夜明け前の気温はマイナスの為、熱湯が吹き出ているところは勿論、多数の穴から煙とも言える湯気が空高く、もくもくと上がっていて、その後ろにはアンデス山脈があり、ここでも自然の美しさを堪能しました。そして夜は今回のメインイベントであった天体観測へ。アタカマ砂漠は標高が高く、空気も乾燥しているので天文観測に適しているらしく、世界中の天体観測施設がある程です。私達は眠い目を擦りながら23時半から個人のお宅で星空を堪能しました。まずは室内で星や宇宙の説明を受け、ポンチョを着て星空の下へ。これだけでもワ~~という星空でしたが、DJの人がいて、天体観測にぴったりな音を聴きながら自分達の今見ている星の説明を聞いたり、望遠鏡を覗いて星、月、惑星を見たりしていると、月が段々沈んできて…音ひとつない中、砂漠の地平線に沈んでいく月は幻想的の極みでした。今までサンライズやサンセットは何度となく見てきましたが、ムーンセットは初めて見たので感動的でした。
そんなこんなでいくつもりの無かったアタカマでしたが、私達の旅の中でも上位ランキングに入る素晴らしい場所でした。皆さまも是非是非訪れて見て下さい!