新卒で大手企業の子会社に就職してはいけない理由
こんにちは。尾田です。
僕はサラリーマン時代から就活生や転職希望者向けに就活相談という形でいろんな人にアドバイスをしてきましたが、その中でよく話題に上がることを紹介します。
それは
『新卒で大手企業の子会社には入らない方がいい』
ということです。
これを言うと決まってこう返ってきます。
「大手のグループ会社なら福利厚生も良いし経営も安定してるじゃないですか?」
こういう考えに陥りやすいのは確かにわかりますが、冷静に解説するとみなさん納得して頂けるので今回ご紹介します。
ちなみに今回対象とする子会社は
例えば
・建設業でいうと本工事をする部隊とは別の「保守・メンテナンス」をしているだけの子会社
・ITサービスの保守だけやっているような子会社
みたいな会社を指しています。
理由
じゃあなぜ入らない方がいいかというと
結論『絶対昇進出来ません』
子会社にも課長とか部長みたいな上の立場も当然ありますが、それはその子会社内での昇進レースではなく、親会社の出世コースに乗っている人間が出世の踏み台として出向してそのポジションにつくケースだったり、もっとショボい子会社だと親会社の左遷された先の受け皿として存在しているケースも多々あるからです。
そんな「その子会社はその会社グループの中でどういう位置付けか」みたいな内部事情は就職する前に把握することは困難です。
そもそも、そういう子会社をわざわざ作ったということは
給料のレンジ的に大手の親会社で取るようなレベルの仕事じゃないからわざわざ別会社を設立して、本体とは給料のレンジを低く設定して、別の労働組合を作るような真似をしてるわけです。
つまりそのような子会社はいわゆる『二軍』
仕事内容も高確率で面白くありません。
新卒でそのような企業に就職すると、今後のキャリアのスケールが小さくなってしまいます!
また子会社から親会社に出向させて出世するケースはかなりのレアケースで、基本的にはあり得ないと思ってください。
ていうかそんなんだったら最初から親会社に入ってください(笑)
なので、どんなに小さな会社であっても親会社に入るべき
というお話でした。