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マイナースポーツ(3人制バスケ)の国内王者が、SNSを駆使して競技普及のために本気出してみた

昨年度は3x3(3人制バスケットボール)にとって大きな飛躍の一年となったかと思います。

2021年は3x3にとって、東京五輪が開催され3人制バスケットボールが初めて地上波テレビ放送され多くの人の目に止まった記念すべき年に!

私自身の2021年はと言うと、競技活動と並行して普及活動に全力で取り組んだ一年となりました。

今日は私が2021年度に取り組んだ現役高校生を対象にした、3x3普及プロジェクト『YOSK CHALLENGE』の開催報告です。

よろしければ現役アスリートとして普及活動に取り組んだ背景や、その過程話にお付き合いください。

※より詳細な報告資料は記事末尾か以下のURLからご覧ください。

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◎3x3競技者としての2021年

まず避けては通れない話題から....五輪選考についてです。

2018年に5人制バスケを引退し3x3に転向した理由は自国開催の五輪に、日本代表として出場するためでした。

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国内ではUTSUNOMIYA BREX.EXEという5人制バスケチーム「宇都宮ブレックス」の3人制チームに所属。

その傍らで2019年からスタートした日本代表選考合宿に継続的に参加し日本代表候補選手として東京五輪出場を目指していました。

結果から言えば、2021年6月まで実施されていた代表選考合宿の最終選考まで戦い抜きましたが、残念ながら最後の最後でメンバー入りを果たすことが叶わない結果となりました。

もちろん、日本代表選考が3x3競技者としての全てではありません。

応援してくれている皆様の期待に応えるべく、国内競技シーンでの活動においては2つの主要な大会で年間日本一を獲得し二冠を達成する事ができました。

・3x3.EXE PREMIER:国内主要リーグで年間王者
・JAPANTOUR 2021 EXTREME FINAL:JBA主催のツアー戦で年間王者

コロナ禍だからこそスポーツが果たすべき役割と使命を信じて活動を続け、皆様の応援もあり、この上なく素晴らしい成果を残すことができたと考えています。

ここまで応援してくださったスポンサーの皆様、ブースターの皆様、本当に応援ありがとうございました。

2022年2月26日、27日に日本選手権ファイナルが開催されUTSUNOMIYA BREX.EXEも出場します。国内主要タイトル3冠が掛かった重要な大会になります。絶対に優勝し偉業を成し遂げますので応援お願いします!!

◎競技者としてのもう一つ使命

競技活動と並行して現役活動中に「絶対にやらなければいけない」と考えていたことが、3x3の育成年代/ユース年代への普及活動です。

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東京五輪の追い風を受けて世間からも多くの注目の目が集まる3x3。
それにもかかわらず、コロナ禍という事もあり、この素晴らしい競技の魅力を十分に伝えることが出来てないもどかしさ を感じていました。

また2024年パリ五輪競技として採用されている競技にも関わらず、「ユース年代・育成年代」において決して3x3の活動環境が十分に整備されていない現状もありました。

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※パリ五輪までのカウントダウンは既に始まっています。

こうした状況を踏まえて私にはある一つの使命感が湧き起こってきました。

それは『2024年 パリ五輪』までに必ずこの競技を5人制バスケに劣らない競技へと発展させることです。

その為には現役選手である内からすぐに活動を始めなければいけないと考えていました。

そうして誕生したのが、"若手3x3育成チーム企画『YOSK CHALLENGE』" です。

◎3x3競技普及としてまず何をすべきか

競技普及のためにやるべき課題は山のようにあると思います。

その中でも私が最も重要だと考えたのは、ウィンターカップ や甲子園のように若者が憧れを持って挑戦する『夢の舞台』を作ることです。

皆様にご支援いただいた『YOSK CHALLENGE』は、簡単に言えば以下のような内容になっています。

3x3に興味を持った高校生に対して、年末に開催される『3x3 U18 日本選手権予選』への出場を目指してもらう!そのために必要な支援はプロジェクトが負担します!

クラウドファンディングでは約365万円/総勢152名からの支援が...


高校生が「3x3の最初の一歩」を踏み出せるように、国内トップの成績を持つプレイヤーが、直接背中を押してあげる事が重要だと考えました。

指導した生徒の数は述べ60名を超え、現役選手活動の傍ら約半年間で「3x3で勝つためのノウハウ」を伝授してきました。

そして何よりも「3x3バスケットボールの楽しさ」を高校生に伝えてきました。

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決して国内で一大ムーブメントを巻き起こすほどのプロジェクトではないにせよ、濃密で深い指導、そして高校生達にとってかけがえのない青春の一時を提供できたと自負しています。

※バスケメディア様からも取り組みに対する取材をいただきました。

◎プロジェクトを振り返ってみて

この1年間を振り返ってみて『YOSK CHALLENGE』が、競技普及に対してどれくらい貢献できたかは正確には分かりませんが、一人のマイナースポーツの競技者として出来る限りのことは最大限やってきたと思います。

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大前提として『YOSK CHALLENGE』というプロジェクトは、決して潤沢な資金やスタッフを抱えるプロジェクトではありません。

・3x3の指導者&リーダー:齊藤
・全体指揮:スタッフ1名
・撮影&編集:スタッフ2名
・メンター&サポート:スタッフ1名

その他、選手協力として若きバスケプレイヤーに3x3やバスケの魅力を伝えるために協力してくれたプロ選手が数名。

合計7名にも満たない少人数体制でこのプロジェクトを運営してきました。

事業としての利益はほとんどなく、「3x3競技の普及」という目的を達成するために、ガムシャラに運営を続けてきました。

プロジェクト運営の過程で至らない点も多く、ご心配ご不安をかけた点も多くあると思います。

改善点は真摯に受け止め、次年度以降の動きにつなげていきたいと思います。

◎メディア取材を含め沢山のご支援が

皆様の応援、そして愚直な活動の結果、メディア取材も沢山いただきました。

また自社YouTubeでのプロジェクト関連の発信は合計700万再生以上と数字的成果を上げることができました。

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そして改めてクラウドファンディングを初めとして、『YOSK CHALLENGE』にスポンサードいただいた皆様に感謝を申し上げます。

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そして何より今回勇気を持って3x3の門を叩いてくれた高校生たちにも感謝を伝えたいです。

動画でも何度も言っていますが、自分が高校生だった頃はこういった機会に参加するだけの勇気はありませんでした。

大会の結果も大事ですが、何よりも今回の挑戦自体が今後の皆さんの人生にとって重要な出来事になると思います。

また今回こうして企画に参加し協力してくれた高校生たち一人一人が、この活動の輪、3x3を広めるために今後動いてくれることを切に願っています。

◎YOSK CHALLENGEは進化します

そして僕たちのチャレンジも次へと続いていきます。YOSK CHALLENGEを開催する中で「プロを目指したい」という声を数多く高校生や動画の視聴者からいただきました。

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そのような声を受けて2021年の年末年始に東京と京都で開催したイベントが『3x3 SHOWCASE』です。

公式HP:https://yoskchallenge.jp/showcase/index.html

トライアウトに参加したくてもどこで開催しているか分からないという競技者。良い選手を探しているけど見つけるのが大変というオーナー。
それぞれの問題を解決するために、現役選手という中立な立場の自分だからこそ出来るトライアウトの場を開催しました。

簡単に言えば3x3競技者とオーナーのマッチングイベントですが、多くのチームとプレイヤーに参加いただきました。

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開催の甲斐もあって、続々と参加者たちから「練習生契約・本契約の獲得」報告が届いています(現時点で5名)。

今後も定期的にこのイベントは開催していきたいと思います。

ちなみにYOSK CHALLENGEに参加した高校生も3名参加し、プロチームとの練習生契約を結んでいます。 ※もちろん実力で参加選考を突破しています。

◎NEXT YOSK CHALLENGE...

最後に、今回このような高校生の支援企画を実施させていただき、3x3普及の為に解決しなければならない課題がよりクリアになったと思います。

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・大会数や練習試合の少なさ
・より若い育成年代時からの3x3競技習慣の定着
・高校生以降の3x3プロキャリアへのロードマップ不足
・3x3専門の指導者不足etc...

次に開催するYOSK CHALLENGEでは上に挙げたような課題を少しでも解決できるような形式で実施できればと考えています。

To be continued...

という事で、このプロジェクトは決して1年で終わるようなプロジェクトではありません。

一時的に注目を集めて終わりにはしたくありませんし、継続してこそ意味があると考えています。

5年後、10年後を見据えて活動を続けることで、他のメジャースポーツにも負けない高校生たちの夢の舞台を築き上げることができると信じています。

10年続くプロジェクトとして今後も誠心誠意取り組んでいきますので、変わらぬご声援をお願いいたします。

Appendix

◎クラウドファンディングのご支援をいただいた皆さん

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◎VAYoreLAによる超豪華な高校生支援

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◎ウェア/ボール/交通費の支援

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◎3x3の練習指導/大会への派遣

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◎取材/拡散に協力してくれた『もりもり部屋』さん

◎中間大会のTOなど多くの協力をいただいた久喜高校の皆さん

◎取材に協力してくださったJBA始め3x3バスケ協会の皆様

※他にもここには書ききれないほど多くの方からご支援をいただきました。この企画に協力し支援してくださった全ての皆様に最大限の謝辞を述べたいと思います。ありがとうございました。

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