家族と上手くいかないときに (毒親その1)
家族はかけがえのない存在ですが、時には大なり小なり揉め事のようなことは起きてしまいます。
今日は下の事例で、家族との揉め事について考えたいと思います。
クライエント:
育児中のお母さん
家族構成:
夫、娘(4歳)、義理の両親
悩み:
義理の両親が娘の教育に口を出す場面が多く、ノイローゼ気味になった。
家賃の節約やマイホームの資金貯蓄などで両親(義理、実家)と同居するのは賢い手段ですが、義理の両親の場合は他人に近いものです。心労が絶えないという方は結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。
お母さんが義理の両親から子供の教育に口を出させる場合、どのような感情が生じるでしょうか。
私がお母さんの立場であるならば、こういう感情が生まれてきそうです。
「娘を世界で一番愛しているのは私で、義理の両親の口出しなど要らない」
「夫にとって自分の両親なので、私の気持ちをわかってくれない」
お節介は無用でございますという感じ。
私の見解は、
義理の両親や夫に「口出しをしないで欲しい」と直談判することはお勧めしません。
治らないからです。
治らないどころか、悪化するリスクの方が高いです。
では、どうするか?
まず、娘さんが今の状況をどう感じているか確認します。
お母さんが思うより、娘さんが義理の両親と上手くいっているのであれば、お母さんが一歩下がるのはアリだと思います。
ちょっと冷たい言い方もしれませんが、お母さんが病気になった場合などは義理の両親に頼らざるを得ない場面などは将来的に起こりえます。
いたずらに関係を拗らせるのも上手くないと思います。
娘さんが義理の両親と上手くいっていない場合は、
「少し冷静になりたい」と言い残し、一旦ご実家に戻られてはいかがでしょうか。日頃無関心な亭主も、「あれ、ちょっとヤバイ?」と少しは鈍感が治るでしょう。
ご亭主がお母さんの気持ちに理解を示すのであれば、お母さんが義理の両親と話すのではなく、義理の両親とご亭主の家族間で解決してもらうのがよろしいかと思います。義理の両親に関わることは、義理の家族間で解決してもらうのがよろしいです。
表現が難しいですが、義理の両親にとって他人であるお母さんが文句を言っても解決は難しいと思います。
義理の両親を敵ではなく味方にするにはどうすればいいか、を念頭に行動されてみてはいかがでしょうか。