家族と上手くいかないときに(毒親その2)
コロナの影響で家庭内DVが増えたと指摘する記事もありましたが、家庭内DVは身近にある問題です。
道を歩いている通行人に暴力を振るえば傷害になりますが、家庭内で暴力があっても傷害になりにくいのが日本です
法律のことは詳しくありませんが、身近にDVがある場合の対処方法について考えてみたいと思います。
クライエント:男性(一人息子)
家族構成:父親、母親 息子さんとは別居
クライエントの悩み:父親が母親に暴力を振るう機会が多く、離婚させたい。
カウンセラーの難しいところですが、正解を導くのはクライエントであって、カウンセラーは「お手伝い」以上のことはできないのが鉄則です。
お母さんが父親との離婚を決意してくれれば話は進みますが、お母さんが離婚を決意しないと話は進みません。
しかし、離婚を決意するのはお母さんであって息子さんではありません。
両親が離婚することが本当に解決につながるのかどうかも検討しないといけません。
とは言いつつも、無関心に放置することで最悪の事態になることも避けなくてはなりません。
お父さんを牽制しつつ、地道にお母さんを説得して離婚を決意するまでサポートするしか方法はありません。
家庭内DVがあまりにエスカレートするようであれば、法的処置で対応してお母さんをお守りするのがよろしいかと思います。