KAMをコントロールする膝装具

KAMをコントロールする膝装具

やっと装具の話です。

KAMをコントロールするためには三点固定の原理を知る必要があります。

http://www.cb-sakima.jp/about/

物理の話になりますが膝外側から内側に向けての力が必要になります。ただし上下に固定がないと三点での固定にならないので注意が必要です。

膝装具には大きく分けて
・軟性装具
・硬性装具

の2種類があります。

それぞれの装具は以下のサイトがわかりやすかったです。
https://po-support.jimdo.com/製品紹介/装具/膝装具/

硬性装具は少しゴツいですがその分制動力も強いので疼痛の強い方は適応になるかもしれません。

軟性膝装具にも金属の支柱を使用しているものもや、少し柔らかい素材を使っているものもあります。

片側や両側支柱のものもありますので選択はいくつかあります。

また写真のように斜めにバンドを張りますが、これが三点固定の原理に従っているので方向を間違えて付けないようにしてください。

反対につけると内反を強めてしまうかも、、、

ACL、PCLの用の物は前方にバンドがあり前方、後方への滑りを制動しています。

OA用として使用する場合は膝の滑りを制限してしまうかもしれませんので注意をして下さい。

また、細かいことをいうとバンドを用いて、下腿や大腿の回旋を誘導が可能です。

使用してみて疼痛の変化や歩容の変化を確認してみてください。

膝装具であればなんでも良いわけではなく、どの方向の力を制限したいのかを考える必要があります。

なんとなく膝装具を選ぶのではなく、しっかりと考えて作製する必要があることが分かると思います。


参考文献


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