長下肢装具を使用した歩かせ方の基本
長下肢装具を使用した歩かせ方の基本
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mpta/27/1/27_17/_pdf
こちらの論文凄くいいことが書いてあるので、もう少し細かくみていきます。
歩かせ方についてです。
ヘブの法則って知ってますか?
シナプスの発火を繰り返すことで繋がりが強くなるってやつです。
当たり前かもしれませんが、使えば使いやすくなるって事です。
使うって事は筋収縮が起きているか?を確認する事が大切です。
ただ、脳卒中などでは随意収縮が起きにくいのでなかなか思うように強化が出来ない。
随意収縮ってのは簡単に言えば錐体路です。錐体路以外の経路つまり随意的ではない運動を使って筋収縮を促していければ神経の繋がりが強くなることができるって考えです。
随意的でない運動ってのは歩行です。CPG(セントラルパターンジェネレーター)により自動化された運動が可能です。
これは脳卒中でも有効です。なので長下肢装具などを使って歩行する事が大事なわけです。
実際筋電図を取ってみると筋収縮が起きます。
ただし、歩行介助により筋収縮も変わってきます。
二動作前型歩行で収縮が正常に近づくとされています。
その際には荷重をしっかりすること、股関節進展を出すこと、リズムカルである事などが効果的とされています。
まとめますと、随意収縮が起きなくても長下肢装具を使用しての歩行などで収縮が促せ、回復が促せるということです。