慢性片麻痺患者の非麻痺側膝伸展筋力と移動能力の関係

慢性片麻痺患者の非麻痺側膝伸展筋力と移動能力の関係

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kochireha/12/0/12_KJ00007051981/_pdf/-char/en

慢性期片麻痺患者の非麻痺側の膝伸展筋力の関係を見たものです。

対象は275人です。

結果は驚きです。

簡単にまとめると、伸展筋力が高いものは全例歩行が自立。低いものは全例自立しなかったとしています。

全例って凄いですよね。いかに筋力が重要って事がわかりますよね。

筋力が十分にあるか?ないか?っての判断ですがMMTでは限界があります。人によって判断が異なるからです。

ミュータスっていうハンドヘルドダイナモメーターを使用しています。押した力が数値化する機械です。

体重が重い人はその分筋力もありますから、ハンドヘルドダイナモメーターで測定した膝伸展筋力を体重で割ってます。

この数値を指標として自立度を判定する事が可能です。

この論文を読むとリハビリテーションの内容も変わってくると思いませんか?

相手へのフィードバックも変わりますよね。


ただ、こちらの論文で気をつけなければならないのは、指示がうまく入らない患者は外してあることです。

認知機能が低下している方や高次脳機能障害がある方はその他の要因も考えなければならなりませんね。

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