AFOの作製期間と機能回復についての関係

AFOの作製期間と機能回復についての関係

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo/31/1/31_67/_pdf/-char/ja

AFOは作製期間が早い方が改善したという報告と、変わらなかったという報告があります。

今回の論文は早いほうが良かったと述べています。

AFOを作製した36名。AFOはAPSを使用したとしています。入院から完成までが3週間以内のA群と3週間を超えた群をB群としています。

それぞれの群を比較してAFOの作製時期が機能回復に影響しているのかを調べました。

結果は
A群はB群と比べてFIM利得が優位に改善していた。また、移動のFIM利得は入院期間優位に相関を示したとしています。

つまり、作製が早いほうがFIMは上がりやすい。入院日数も短くなると言っています。

これは、自分用の装具があることで、病棟でも訓練が行える。自分用の装具の方が歩行能力を高められるとよ報告があることから、早期作製により改善したのではないかと考察しています。

早期作製の効果は様々ですが、こちらは良い結果が出ています。

議論の必要はあるかもしれませんが、1つ言えるのは、早く作製することで、身体的なデメリットを示す文献はあまりありません。必要以上に遅くなるのだけは避けなければなりませんね。

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