亜急性期重度片麻痺患者においてGS継手を使用して交互歩行練習を行った効果
Hiroaki Abe:Impact of Alternate Gait Training Using Knee–Ankle–Foot Orthoses with Oil Damper Ankle Hinge in Patients with Subacute Severe Hemiplegia Brain Sci. 2021, 11(11)
阿部先生らの研究が論文になっています。
ゲイトイノベーション(GI)を使用して急性期から交互歩行を行なっていた群と伝統的なリハビリテーションを行なった群とで比較しています。
各群のベースラインは有意差がない状態にマッチングして比較を行なってくれています。
結果は早期にGIを使用した群の方が早期から歩行FIMが改善するという結果になりました。
早期からの長下肢装具を使用したリハビリテーションは機能回復に効果的であるということが示唆されました。
これまでの研究発表も踏まえても、重度麻痺であっても早期から長下肢装具を使用して治療を行なっていくことは有益でありそうです。