重度麻痺患者の歩行予後予測
重度麻痺患者の歩行予後予測
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/29/6/29_885/_pdf
重度麻痺患者においては急性期からの予後予測方法はありましたが、回復期からのものは少ないため研究したとしています。
退院時に歩行監視群と歩行介助群に分けてそれぞれのパラメータを比較しています。
年齢、TCT、非麻痺側筋力、JSS、MMSE、高次脳機能障害などで有意差がみられました。
これらの有意差が認められたものの影響力を調べるためロジスティック解析を行ったところ、年齢、TCTが重要ということがわかりました。
的中率は91.1%だったとしています。
年齢はどうすることも出来ませんが、重度麻痺の方を見るときは体幹機能の評価は必須かもしれませんね。