装具の金銭的負担の問題を考えてます。
装具の金銭的な問題
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/47/2/47_2_120/_pdf/-char/ja
アンケートを取ると、装具作製に踏み込めない原因の1つに金銭的負担があがります。
たしかにKAFOであれば保険の適応とはいえ、一時的ですが、10万円以上の費用がかかります。
そこで役に立たないもの、作ってもすぐに使わなくて良くなるものを作製しても無駄になってしまうかもしれません。
患者さんや家族に金銭負担をかけることに申し訳ない気持ちもあるかもしれません。
しかし、同時に考えなければならないものに、入院が長くなるとお金もかかるってことを頭に入れておいてください。
こちらの論文によるとKAFOであれば入院7日分、金属支柱であれば入院4日分の値段に相当すると言ってます。
つまり装具を早期作製して入院日数が短縮する事で、総合的に支払う金額は減るかもしれないと言うことです。
装具作製時期と入院日数と関係があるとされており、早く自分の装具で歩行練習なとが積極的にできれば入院日数は減る可能性があります。
「金銭的な負担があるから装具を作らない」と考える方は、本当に作製しない事が金銭的負担軽減につながるかをよく考えてくださいね。