退院後の事を考えた装具の使用
退院後の事を考えた装具の使用
http://www.japanpt.or.jp/upload/branch/jptsat/obj/files/トピックス記事_201801_第7号.pdf
退院後患者さんがどのような生活を送っているのか?機能は改善しているのか?悪化してしまっているのか?
入院中にイメージするのは難しいかもしれません。
現在、当院では退院後3ヶ月、6ヶ月の電話調査を行なっていますが、そこでの情報をうまく活用して退院後の生活をイメージしていけると良いと思っています。
装具についても退院後に問題が生じています。
・装具を使ってないけど、退院後必要になる
・状態悪化して制動力の弱い装具では対応できない
・サイズが合わなくなってキズが出来てしまった
・痛みが出るようになってしまった
などなど、、、
装具でのトラブルが報告されています。
回復期としての役割を考えると、しっかりと合った装具を作製しなければなりません。
また、入院中のリハビリテーションが充実している時だけでなく、リハビリテーション量が減る事なども考慮していかなければなりません。
迷う場合は、作製をしてしまう方が良いと思います。
作製していないため装具がなくて困るよりも、作製しておいた方が機能や能力低下に対応が出来ると思うからです。
退院後に作るとなると、結構面倒で、時間がかかりますし、、、
トラブルが起こった際の窓口や、定期的なメンテナンスの説明などを行い生活期でのトラブルを減らしていく必要があるように思えます。
完成したら終わり。退院したら終わり。ではなく、長期的に見ていく必要があります。
記事はそのような必要性をわかりやすく説明してくれています。
装具作製の一助にして下さい。