生活期からみた回復期の装具について4
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo/33/3/33_151/_pdf/-char/ja
この論文の一番伝えたかったところです。Q&Aが急に入ってくるんですが、これがすごく参考になります。
患者の希望として、軽くて、短くて、見た目が良くて…って言われたことありませんか?その時にセラピストはどうとらえるでしょうか?
「患者の受け入れが悪いから作らない。」「患者が障害受容していないから作らない」「患者が軽いものを希望しているからSHBのショートタイプ、踵くりぬきにする」
そんなような経験ありませんか?
久米先生も言っていますが、軽くて、弱い装具は後々問題点が生じている可能性があります。装具としての役割を十分果たしていない可能性があります。
患者の希望はもちろん大事にしなければいけないですが、適切な判断をしてアドバイスをするのはセラピストの役割です。
果たして患者が納得いく、説明がきちんと出来ていたのでしょうか?
・動画を撮って歩容の変化に気づいてもらう
・装具を使ってでも歩行できることを感じてもらう
・装具を使って歩けるようになった人を見る
・装具を使う事で、治療を加速させることをきちんと説明する
・ネガティヴなものではなく、治療の補助として作製するものであると説明する
まだやれることはあったのかもしれません。
Q&Aだけでも見てもらえれば、自分の問題点に気が付けるかもしれません。
凄く学べる論文です。オススメ!