蹴り出しの改善。筋腱複合体について6

蹴り出しの改善について。筋腱複合体を詳しく学んでみたいと思います 6。

筋腱複合体について詳しく述べていきましたが、どうすれば良くなるのか?ってことを考えていきたいと思います。

まず、腱にエネルギーをためて、一気に放出することでパワーを生んでいます。

そのためには腱をまず伸ばしていくことが必要です。次にその伸びた腱が一気に短縮する必要性があります。つまりは腱が伸びやすく、縮みやすい状態であることが望ましいです。

また、筋はアイソメトリック=等尺性収縮をしていく必要があります。筋が適切なタイミングで適切な収縮方法獲得していくことが必要です。

さらには腱は一気に伸びて、一気に縮むことが大切です。そのスピードが大きなエネルギーを発します。

具体的にどうするか?

歩行でいうと、立脚終期でしっかりと背屈を出していき、筋腱を伸ばしていくことが必要です。このとき、歩行スピードがゆっくり過ぎると腱が一気に縮まって発するエネルギーを使えなくなるので、一定の歩行スピードが必要になります。

トレーニングとしては速い伸長−短縮が必要になります。台などに踵を出して乗り、上下に揺れるような運動や、反動をつけてジャンプするなどが効果的だと思います。

また三頭筋や腱の伸長性がもともと低下している場合ではストレッチが必要になると思います。ただ背屈しているだけではなく、対象としている筋腱の部分をしっかり伸ばしていくなどが必要です。

ストレッチは超音波などと組み合わせるとより効果的としているため、ストレッチボードに乗りながら超音波をかけるなども有効です。

文献によると筋トレだけでは腱の伸びやすさが低下してしまうため、ストレッチも併用していくことが効果的としています。

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