いつ装具を作製するのか?

始めに題材にするのは、装具をいつ作製するのか?ということにしたいと思う。

装具作製は地域によってかなり差がある。入院してすぐに作製し、年間何百本も作製する病院もあれば、退院間際に作製し、年間で数個しか作らないなんて病院もある。

この違いはなんなのか?

①早期作製
メリット
・早期作製群が良くなる(かもしれない)
・自分に合ったものが使える
・病棟でも使える
・衛生面で優れている

デメリット
・予後予測が難しい
・金銭的負担がある(かもしれない)
・機能変化により装具が適合しない可能性がある

②早期作製しない
メリット
・機能回復してから選択できるため、失敗が少ない
・長下肢装具など高額なものを作製しないですむかもしれないため金銭的負担が少ない(かもしれない)

デメリット
・予後が不良となる(かもしれない)
・自分にあったものが使えない
・病棟などで使用することに制限がある(備品装具では他の人が使う可能性もあり)

どちらもメリット、デメリットがあるため一番はその人に合わせた選択ができることが望ましいと思う。

だだし、評価して、判断した上でならいいのだが「なんとなく」でそうなっていることも少なくないように思える。

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