やはり、長下肢装具は早い作製の方が機能改善するらしい。

回復期において、二年間で58名の長下肢装具を作製しています。

この論文では、作製時期によって群わけを行い、機能回復を比較しています。


結果は、早い方が改善していたとの事です。これまでアップしてきた論文を読んでいただけていれば、なんとなく納得していただける結果かなと思います。

この論文の面白い点として、作製すべき期間を統計的にだしてくれています。移動が歩行か車椅子になる境となるのは、長下肢装具を60.5日までに作製するかしないかだそうです。

急性期の入院が1ヶ月だとしたら、回復期に移ってから1ヶ月以内には完成していた方がいいということになります。

やはり、長下肢はスピードが大切だとわかります。備品の装具ではなく自分に合った装具は機能回復が生じやすいのも分かってますから、長い期間使う人などは検討していく流れを作っていきたいですね。

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