桃の保存について、のツイート続き。
ここ数年夏の定期ツイートになっている桃の保存について呟いたのが数日前。
なんかえらい数のいいねとリツイート。バズったってやつか?
140字では伝えられない部分もあるので、ここで補足しておきます。
「書いてある通りやったのに傷んだぞ!」とか言われたらこっちも痛むし。
それでちっちゃい炎上とか嫌だし。炎上よりエンジョイがいいし。
まず大前提として、
「早く食べたほうがいいよ」
ってことです。
当たり前だけど、どんな保存方法だろうが品質は落ちる一方。
その上でどうしても食べきれない量があるとか、
箱で買いたいとか、そういう方に向けて。
私のツイートは
・品種 あかつき(福島産)
・収穫後、48時間以内のもの(朝収穫、農園直売からの配送、1日後受け取り)
を保存したときのものです。
あかつきというのは福島の桃の中でも主力品種で、
特徴として硬めの食感が楽しめるタイプの桃だと思います。
最初から完熟状態の桃だと、保存できる期間は短くなります。
残念!と思ったあなた、今度は福島の硬い桃を箱でぜひ。
勘違いされている方も多そうなんですが、冷蔵室じゃなく野菜室で保存してます。
桃は低い温度に弱く低温障害を起こします。
よく「冷やすなら食べる直前に氷水で冷やして」と聞くのはそのためでしょう。
桃は寒がりで、冷蔵室だと寒すぎるんですね。
思い出してください。
お手元に宅配で桃が届くときも、スーパーに並んでいる桃も、
きっと冷蔵されていないはずです。
「だったらそもそも常温でいいんじゃない?」
20℃くらいならそれも可能なんでしょうかね。
でも思い出してください。(2回目)
夏の常温って、ないですよね。
常温じゃなく高温ですよね?
熟して痛むのが早すぎる。
かつて箱で送られてきた桃を、何個無駄にしたことでしょう。
ってなわけで野菜室(冷蔵庫の中で一番温度が高い場所)に入れるわけです。
ただ、それでも桃には寒い野菜室。
……あ、突然関係ない話ですが、
野菜と果物ということで言うと私、
「好きな果物は?」
「え?いちご」
「いちごは果物じゃなくて野菜でした〜」
みたいな実生活にそぐわない分類が嫌いなタイプです。
「いいんだよ、果物でも!いちごが辛そうな顔してるわっ!」
と思ってます。
はい、戻ります。
桃が寒いならば、服を着せなきゃ!
ということで、きらきら衣装にしましょう。
出てこいアルミホイル!
冷気をシャットアウトしてくれて、直射日光も当たらない。
(ま、野菜室の中なので日光は当たらないんですが。)
ラップだと、うぶ毛でポロポロ剥がれてしまうのに比べて、
アルミだとしっかりフィットで寒さも和らぎ、直接の冷気からもガード。
冷気が直接当たろうもんなら、すぐ傷んじゃいますのでご注意を。
桃が寒さをしのげる真夏のヒートテック、いやピーチテックか!
それがアルミホイルなのです。
桃は温度以外もデリケートなので包むときは優しく隙間なく。
あの、なんか桃博士みたいに語ってますけど、
私、桃に詳しいわけでもなんでもないんですよね。
一人暮らし時代に福島の父が毎年箱で送ってくる桃を、何度もダメにしてしまってそこから調べたり試行錯誤してなんとか長持ちする方法を、と試してきただけで。
おそらく専門家からすれば、もっといい方法もきっとあるんじゃないか、と。
でも実践した方のお話によると、確実に長持ちはしているようなので、
楽しみながらお試しいただければと。実践報告もこちらにあります。
しかしこんなに反響あるなら、福島県にできたTOKIO課とか、ミスピーチとか。
なんか大きな組織と一緒に保存方法とPRをセットで考えるのもアリな気がする。福島の桃を箱買いする人増えそうだし。
あ!バズったら宣伝してもいいらしいと聞いたので、
よろしければ、城島リーダーも参加してくださった六本木で開かれている無料のお祭り「福島フェス」もよろしくお願いします。私実行委員を務めておりますので。
福島フェスについてはコチラから。
あとはRAG FAIRというグループでライブアルバム出しましたので、そちら試聴だけでも。