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始めて一か月でリセの大型大会に行ってきました。
こういうのを書く風潮(?)があるのかな。需要あるかな?
なんてことを考えながら手探りで、とりあえず書いてみよう。とレポートに手を付けてみた次第です。
どうもはじめまして、よーすけと申します。
2月9日に「リセシングルチャレンジ東京」なる大会に枕雪で出場しました。
今回の記事はそこに至るまでの準備の過程。その結果と反省、感想を書き連ねた物になります。前置きが長くお目汚しになるやもしれませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。
リセというカードゲームについて
最初は友人から誘われて、友人の為にケロ枕のサプライを手に入れる為に始めました。友人と共にプレイ二日目でショップ大会に出るなどしましたが、今考えるととんでもない無茶をしたなあと思います(笑)
その友人も始めたばかりでしたが、カードゲームに真剣なこともあり大会後に反省会をしたり次の大会に向けて特訓をしたりしていました。
そうして手探りでプレイしていくうちにこのゲームが奥深くて面白いことに気づいていきました。
対戦するたび発見がある
私は若い頃にいろんなカードゲームをプレイしていました。その経験則に基づいて言うと、今私は「一番楽しい時期にいる」と思います。
どのような情報も新鮮であり、それを吸収して成長をすぐに実感できる。試行錯誤の結果が一番出やすく、それが勝敗に繋がる。
初心者だからこそ、一番勝ちに貪欲であれるタイミングなのです。
店舗大会でキャリア半年以上の方に初めて勝てたとき、その嬉しさもひとしおでした。
大型大会に向けての準備
2月に入りシングルチャレンジに出場することを決めてから、私の足りない部分について熟考しました。
いろいろありますが、その中でも大部分を占めるのは経験です。
自分のデッキの理解も、他のデッキに何があるかの知識も、その対策もなにもかも足りていない。経験とはすなわち知識。カードゲームの知識は力です。
そのため、私はとあるお店に赴きました。そこはリセプレイヤーの玄人が集まる聖地です。
私はなけなしのコミュ力を絞り出して、初心者アピールしてお店の人にコーチングをお願いすることができました。ケロ枕発売記念大会にしか出場したことがなかった私は、その日初めて別タイトルの作品と対戦しました。お相手はアミュ花でした。
初戦敗北した私は「まともに戦えば枕雪が負けることはない」と言われ、その方法を聞き再戦。今度は危なげなく勝利することができました。
「対策が分かれば勝つことができるようになる」
そう確信した私は、その日以降積極的に大会に出ることにしました。
目的は勝つためではなく「知ること」。ミックスでもシングルでも、とにかくいろんなデッキに当たるために店舗大会に毎日出ました。もちろん、その大会で出会った人たちにも話を聞くことで積極的に知識を吸収することを心掛けました。
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当然のことですが、その全てで優勝することができませんでした。一か月前の私がどれだけ世間を舐めてかかっていたのか理解らされています(笑)
大会が終わるたびにXのDMで友人と検討を行い、他のプレイヤーから得た情報を共有しました。
この戦略で私は
QMシリーズ全種、AMC花、NEX宙
ミックスでは、アイテム宙、手宣宙、孫呉軸月、教会火山日
を経験することができました。
シングルチャレンジ本番
意外にも緊張はありませんでした。ただ、戦ったことのないデッキがあることの不安はありました。特にケロ枕以外で一番多いと目されているアミュ雪の経験がないことが足を引っ張るのではないか。と考えていました。
しかし、もっとも不安だったのは枕雪ミラー。私はその答えを結局見つけられていないまま。そしてその不安は残念ながら的中することとなってしまいました。
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1回戦 QM雪 後攻 ✕
この戦いで、私は自分の事前戦略の弊害を知る事となりました。
お相手は店舗大会で見かけたことがある人でした。そしてその人は枕雪を握っていて、私が枕雪で練習していることを知っていました。つまり、ミラーであることをお互い知っていたのです。
お相手は先攻を取り、稟と直哉を出して……そのままターンエンドしました。このマッチアップで藍を出すことは損になることを知っていたからです。相手のデッキが分かっていれば、そういう戦略を取れるということでした。私はせめてスリーブを変えていれば、相手にそのような戦略を与えなかったのかもしれず…すなわち全面的に私が悪かったということで。
もちろん私自身もミラーの解答を持ち合わせていなかったので、普通に戦われても負けていたかもしれません。が、1戦目からなんとなく悔いの残る試合となってしまいました。
2回戦 AMC花 先攻 〇
前回の試合は事前戦略のデメリットが露呈しましたが、転じてこちらはメリットが色濃く表れた試合でした。
スパーリングや大会で何度か経験済みで、どこをどのタイミングで除去を打ち抜けばいいのかわかっていたので、相手に星のしずくを溜めさせることがないまま削り切る事ができました。攻撃するときも殴り返しがない分余裕がありました。相性的にも抜群に枕雪が有利なのだろうと思います。
3回戦 QM月 先攻 ✕
相手のデッキが事前にわかっていれば対策できたかもしれません(笑)
しかし先攻を取って藍を出すまでセットアッププレイなため、相手がQM月と分かった途端に内心で頭を抱えました。
案の定ドロー効果を消されてバニラとなった藍は、そのままチャンプブロッカーとして奈落の底へと消えていきました。
この対面で有効なカードは対応宣言不可な除去カードである稟。しかし最後まで引くことができず、ドロー効果のある手宣を無駄打ちしてグダグダになり完封負けしました。
4回戦 AMC月 先攻 〇
ここにきて、一度も対戦したことがないデッキと遭遇。しかも、初手は大型直哉3枚になりたまらずマリガンすると、なんと今度は稟が4枚来るという滑稽な奇跡が発動。初手で直哉と藍も出せないという締まらない序盤になりました。
そして戦ったことがないため私はそのデッキのコンセプトを知りませんでした。故にそのデッキが「打ち消しメインのデッキ」だと知らずに…稟を全て捨ててしまっていました。
しかし私が事故っているのと同じように、お相手も事故っていたようで……手札が5枚あるにも関わらず打ち消しがなく、除去が防げないという悲しい状況に……
そうしてお互いグダグダな状況でこちらは藍を引きなんとか立て直しましたが、相手のリーダーはサイズは大きいもののDMGは1点しかないため、脇のユニットを除去しているうちにデッキ枚数差がどうにもならないレベルになっていき、結果的には大勝となりました。
そもそも相手はユニットが4ハンド必要なものばかりで、こちらはエリアの踏み倒しで2ハンドで除去が打ててしまう。打ち消しに3ハンド使われてもターンをまたげば再び2ハンドで除去が打てるわけで……AMC月側は相当厳しいマッチアップなのだろうなと思いました。
5回戦 QM雪 先攻✕
枕雪ミラー再び。しかし、こここそがミラーへの解答を持ち合わせていないことが響いた試合です。
お相手は序盤で直哉が出てこない事故が起きていて本来有利であるはずだったのが、最終的にはどうしようもない差をつけられて負けてしまいました。
いったい何が悪かったのかわからずにいたのですが、「後ろを出しすぎてそこに除去を当てられていた」「ダメ下げを無駄に打っていた」ということを教えられました。後ろを出してよい状況、出したら無駄な状況の精査ができていなかったことが負けに繋がった感じです。
すなわち、完全なる実力不足。大きな反省点でした。
6回戦 AMC雪 後攻〇
リーダーが見えて「レイライン(月)か?」と先ほどの経験から一瞬思ったのですが、普通にスリーブが椿でしたし、十中八九アミュ雪だろうと思いました。
さて、不安の残る未経験のデッキ。ある程度手探りであることは覚悟しつつ、相手を楽させないように心がけました。
座学にて「アイテムで除去を打ってくる」と知っていましたので、手札の藍を1枚抱えつつ藍を出して除去のあて先にさせました。椿から出る除去は確定。2枚目はどう対処してくるのか気になり出してみるプレイ。
結果、しおんなどを使って再び折紙装備、手札を切って除去してきました。
「なるほど、そういう立ち回りのデッキなのか」
と思った私は3体目を出さずにAFを厚くするようにしつつ、椿以外を除去していくプレイを心掛けました。ただ、その間椿の4点はだだ通りするため、めちゃくちゃ痛くて、こちらの永遠の相が溜まる前にデッキ枚数が8枚ほどになるというギリギリぶり。そこでリスクはあるが椿をこのタイミングで除去して、椿を出しなおした相手と除去の打ち合いを敢行。デッキ残り2枚の時点で詩ト刻のエリアを張ることができて切り札宣言できました。
その後芸術の回復も使用し、相手のAFを除去することを繰り返すうちに、相手のデッキの方が削り切れて結果的には余裕のある勝利となりました。
対戦後、アミュ雪の除去は重いことを教えてもらいました。椿からなら軽いが、それ以外で除去させられると手札を4枚消費することになり、藍の出し直しを無理やり除去したことが響いたと。こちらの除去が手札2枚で毎ターン打てるのはとてつもない強みであることを、この時自覚しました。
7回戦 QM日 後攻〇
私は今回の大会で一番対策を練り込んだのは枕日でした。しかし、ここまでの対戦で一度も遭遇しておらず、むしろ雪ミラーを見るべきだったと後悔していました。
実際、使用率は28%くらいなので、トップシェアであることは事実ですが当たらないことも全然あり得たわけです。
7戦目にしてようやく遭遇した枕日。初手アグレが出てきて「上等だ、かかってこい!」って気持ちで身構えたのですが……
なんと先攻1ターン目からアグレが3体並んで殴ってくるという奇想天外な光景。教会は張られず、どうやら相手は見事に事故っていたようでした。
いきなりデッキ42枚スタートですが、焦らずに盤面を埋めていきました。相手は雛桜すらも引けていないという事故っぷりだったので、丁寧にアグレに対して小型をあてがいつつ、4除去を打って相手の手札リソースを削り取っていきました。
最終的に相手の殴り役が足りなくなって、こちらの殴り勝ちとなりました。
結果を受けて
というわけで、初の大型大会の結果は4勝3敗となりました。
練度の差が出るところでしっかり敗北しているため、勝ち越しではありますが悔いは残ってしまいました。枕雪というデッキ自体はとても強くて、過去弾のあらゆるデッキに有利なため、相性差と相手の事故でだけ勝ったような印象です。
圧倒的、実力不足!
この結果に慢心しないで、この大会で得た教訓を糧にして、次回また大型大会にリベンジしたいと思っております。
最後に、この大会及び店舗大会で対戦してくれた人、会場でお話やご教授してくれた皆々様、本当にありがとうございました。次回もまたがんばりますので、どうかよろしくお願いいたします。
ここまで読んでくださいましてありがとうございました!