日々是修行 ~7年目若輩経営者のつぶやき~

2017年9月に上場させていただいてからあっという間に1年がたち、マネーフォワードを起業してから6年ちょっとがたちました。
ということは、新米経営者として6年ちょっと経験したことになります。

経営者をしていて日々実感していることは、「継続的に結果を出し続ける経営者や会社ってほんとにほんとにすごい。圧倒的に経営者としての、また会社としての実力、人間力、会社が持つ実力が違う」ということ。

そして、「その実力は一朝一夕に身につくものではなく、筋トレのごとく日々の努力・工夫の積み重ねの先にしかない」という愕然たる事実、、。

国内だけでも、ゼロから今や時価総額9兆円の企業を作り上げたソフトバンクの孫さん、海外M&Aをあれだけ成功させ続ける日本電産の永守さん、日本からグローバルアパレルを誕生させたユニクロの柳井さん、ECからファイナンス、さらにスポーツビジネス、携帯へと事業をどんどん広げられている楽天の三木谷さん、国内からグローバルへと成長を続けるM3の谷村さん、ネットビジネスで挑戦を続けるサイバーエージェントの藤田さん、そして僕が長年下につかせていただいたマネックス松本さん、などなど素晴らしい経営者の方々がいらっしゃいます。

長年経営をやっていると、当然多くの浮き沈みがあります。その激変する環境においても、変化に素早く対応し、変化しチャレンジし続ける。時には周りの誰もが反対するような厳しい決断を下し、実行する。そして結果が出るまで、努力し続ける。

口で言うのは簡単ですが、実際に実行する、そしてやり遂げるのは本当に難しく、能力、胆力、リーダーシップなど全ての人間力が必要となりますし、それを身につけるには、長年の日々の積み重ね、工夫、努力をするしかありません。

僕が尊敬する経営者の一人であるユニクロの柳井さんが書かれた名著「経営者になるためのノート」では、成果をあげる経営者には4つの能力、顔が必要と記されています。

①「変革する力」:イノベーター
②「儲ける力」:商売人
③「チームを作る力」:リーダー
④「理想を追求する力」:使命感に生きるもの

うーむ、何一つ胸を張ってこれは持っている!と言える自信がない、、。
と言うことで、日々是修行だなあと自戒して、先達から謙虚に学びながら、日々力をつけていきたいと思います。

そういえば、東洋経済さんの今週の特集「ユニクロにとって、メルカリは敵?味方?」柳井さんとメルカリの進太郎さんの特別対談は、お二人の視点や今持たれている課題感がよくわかり、読み応えがありました。

ご興味ある方はぜひご覧ください。



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