福岡町歩きのすすめ
11月4日(月)曇り
この3連休を利用して友人が福岡に遊びにきた。
僕は今まで国内海外関わらず、たくさんの街に滞在したが、福岡のような快適でごきげんな街はめずらしい。街のインフラや利便性、治安、人口、気候、生活コストや食事まで、福岡ほど高レベルにバランスがとれている街は他に見たことがない。住むには最高の街なので、ぜひ友人にも福岡の良さを知ってほしいと思ってる。
でも福岡は観光スポットが多い街ではないので、少し前まではどこに連れていくかいつも迷っていたが、最近は街をただ歩くのが一番いいと思うようになった。なぜなら僕自身も歩きながら福岡を好きになっていったから。
観光スポットやフォトジェニックな場所は、観光としては楽しいかもしれないが、街そのものの良し悪しは、街をブラブラしつつ五感で感じてこそわかるものなのだろう。思えば人との関係性だって、相手の外見やステータスよりも、たわいもない会話の中で、自分と合うかどうかを感じるものだ。街であろうと人であろうと、多分長期的な価値や本質は凡庸性の中に現れるんだろうな。
博多から天神、天神から大濠公園。ただ界隈をぶらぶら歩いて、疲れたらそのへんのカフェにでも入ってゆっくりする。そしてまた歩く。
そんでもって福岡の伝家の宝刀は「食」である。街の雰囲気とともに、安くてうまいものを食べれば、たいていの人は福岡が好きになる。
街を歩きながら、うまいものを食べながら、友人と楽しく会話できるのはまさに至福のひととき。福岡に興味がある友人は案内するのでぜひ来福を〜。