さよなら忘年会 〜健康と忘年会スルー
12月29日(日)晴れ
長かった東京滞在を経て、福岡に帰宅した。
東京に行くと毎回様々な分野の知人友人とご飯をご一緒させていただくのだけれど、今回は年末ということもあって、忘年会ラッシュ、ほぼ毎日遅くまで飲み明かしていた(コーラを)。
そんな中Twitterで「忘年会スルー」というワードがはやっていて、NHKのニュースでも扱われていて笑った。若手の会社員が、会社の忘年会をスルーする(したい)意味なんだろうけど、若い人が、会社の好きでもないおじさん方と(ほぼ強制的に)飲まされるのを嫌がるのは昔から変わらず、やっと言葉にできる「健全な」時代が来たのだなと思った次第。
そして忘年会を含む、今のスタイルの「飲み会」自体も、これからスルーされていくのではないかと予想している。なぜなら、「健康に悪い」から。
21世紀の黄金は健康で、人々が健康を追い求めるようになる流れは今後世界的に強まっていくだろう。世界的に著名なビジネスマンや経営者の方々が、早起きして、食事を気をつけ、体を鍛えているというのは有名な話だし、現にみなさんスタイルがよく、健康的に見える。
そんなイケてるビジネスマンを見ている意識高い若者が、年末に託けて暴飲暴食に励むおじさん方をスルーしたくなるのも無理はない。お腹の中性脂肪は、自分の肉体のみならず、社会的にも都合が悪くなるのだ。健康に意識的かどうかは、社会人として今以上にシビアにジャッジされていくようになるだろう。
その観点から見れば、日本の「お酌」の文化もそろそろ終わりなのかなと思う。タバコが社会悪のように扱われて久しいが、次はアルコールの番だ。「健康に悪い」ビールを、「本人の同意もなしに」勝手につぐ行為は、マナーよりも「失礼」という見方が強くなるんじゃないかと思う。そもそも飲み物はビール、という飲み会フォーマット自体、そろそろ過去の遺物だろう。
少し昔には酒飲んでタバコをふかすような男がモテたのだろうが、今後はオーガニックなコーヒーを自分でひいて、カカオ豆たっぷりのチョコを食べるようなライフスタイルをする人が増えるのだろう。酒嫌いの僕にとっては、いい時代が来たな〜と。