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ブレクジットと2020年代
2月1日(土)晴れ
展示会の搬入のために東京に来た。
新型肺炎が席巻する中、成田空港はみんなマスク。僕もN95のマスクで成田を脱出した。
みんなマスク😷 in 成田空港 pic.twitter.com/v6DaTzDNAU
— コムロ ヨウスケ (@yosuke427) January 31, 2020
そんな中、ついに英国がEUから離脱した。
新型肺炎のニュースで影が薄くなっているけれども、長期で見ればこちらのほうが大きいニュースなのだろう。世界の歴史が今日動いたのだ。
The Union Jack is removed from the European Council building in Brussels.
— Channel 4 News (@Channel4News) January 31, 2020
Britain leaves the European Union at 11pm this evening. pic.twitter.com/pyB0UWDj6G
EUという素敵な共同幻想の終わりの始まり。
2020年代のストーリーが早くも動き出した感がある。
共同体とは幻想である。その人類が発明した共同幻想は強固な力を持っている一方、一度切れ目が入れば、加速度的に瓦解が始まるのが歴史の教えだ。
今後、今まで当たり前とされていたあらゆる共同幻想は曲がり角を迎え、分断とともに別の形に再結合されるだろう。今回のブレクジットは、その始まりの鐘のように感じる。これはEU以外の国にとっても、自分にとっても他人事ではない。2020年が始まって1ヶ月たったところで、早くも身が引き締まる思いである。
::展示のお知らせ::
2月5日〜29日くらいまで銀座のビルまるごとアートスペースにする展示に参加するので、みなさんぜひお越しを。詳細はこちら