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コービーとNBAファイナルの思い出

1月27日(月)雨

朝方、ベッドで眠りにつこうとしていたら、iPhoneに衝撃的なニュースが入ってきて眠気がぶっ飛んだ。

元レイカーズのコービー・ブライアントがヘリの事故で亡くなったらしい。
彼は僕と同い年。NBAのスーパースターが41歳という若さで帰らぬ人となるなんて…言葉がない。

僕がアメリカのフォラデルフィアで暮らし始めた2001年春のある夜。
アパートの周りがやけに騒がしいので、外に出てみると、街の中心通りが大騒ぎになっていた。

通りは歩行者天国でもないのに人で溢れ、車の上で踊りまくっている人たちや、電柱や信号機によじ登り奇声をあげる人たちも多数いた。

どうやら地元のバスケットボールチーム76ersのNBAファイナル進出が決定し、町中が祝福モードになっているらしく、その熱気はファイナルが終了するまで数日間続いた。

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その時のファイナルの相手がコービーがいたレイカーズだった。コービーやシャキール・オニールの活躍で残念ながら負けてしまったけれど、あのファイナルの盛り上がりと、勝敗に町中で一喜一憂する姿は、アメリカという国を理解する上で、貴重な経験だったように思う。そして当時のコービーの活躍はよく印象に残っている。

誰であろうと終わりの時は選べず、誰もが死と隣り合わせで生きている。いつ終わるともわからない有限な時間を、なるべく後悔しないように生きていきたいし、なるべく好きな人と一緒にいるべきだと改めて痛感した。RIPコービー・ブライアント、安らかに。

………と美しい締めをできるほど僕はまだ成熟していない。なぜあんな人のいいコービーが41歳で亡くならないといけないのか、釈然としないし、受け入れられない。彼にはまだまだできることがあったはずだ。できれば何かの間違いであってほしいと思っている。


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