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Jリーグ戦績表の使い方④ー複数のチーム間で分析する。町田、鹿島、ガンバ、横浜FM、浦和
前回の記事で、鹿島アントラーズの戦績表で明白な事実があると書いた。鹿島のサポーターの方はもちろんご存知であろうが、ホームでの圧倒的強さとアウェイでの弱さである。
ホームは9勝4分無敗、アウェイは5勝1分6敗である。
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さて、今回はチーム間での戦績表の比較を行いたい。まずは、町田と鹿島。改めて確認するが、1位町田勝点50、2位鹿島勝点45である。
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この表では、既に終わった試合は塗り潰している。また、丸数字は対戦相手の順番である。
ここで考えたいのは、町田と鹿島の今後のスケジュールである。①26節は、両者ともに下位と当たるので、この試合は取りこぼせない。特に、鹿島は苦手なアウェイ戦なので気を引き締めなければならない。
②27節は、町田は下位磐田と当たるが、鹿島は中位の浦和である。得意のホームなので大丈夫だと思われるが、ここは勝って町田を追って行きたい。
さて、ここに3位G大阪勝点45を加えよう。ガンバはホームで8勝2分3敗、アウェイで5勝4分3敗でそこそこバランスが取れたチームである。
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ガンバの日程を見ると、②第27節は5位のアウェイ神戸と当たる。3チームの中で、最もハードな相手である。
以上、一応言葉で説明したが、戦績表を見ればパッと見で分かることである。ここに「戦績表」の優れたところがある。最後に、両極端の対戦相手を残しているチームを上げる。横浜FMと浦和レッズである。
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見れば分かるように、横浜FMは、現時点で自分より上位のチームとの対戦は4試合であるが、対して浦和は10試合残している。横浜FMは、リーグ戦に集中できれば勝点を伸ばしていき、対して浦和は勝点を落としていく可能性がある。
以上、複数チーム間での「戦績表の見方」を説明した。次回は、いよいよ全てのチームを並べ、分析して行きたい。
熱心なサポーターの方なら分かると思うが、「自分のチームが負けると、他のチームのことなどどうでもよくなる」ので、次の記事は、来週末に書きたい。
また、ぜひ読んでください。