「なでしこ」予選突破全シナリオー２位なら３位で突破せよ。アメリカとは絶対当たるな。
上記がなでしこジャパン、第3戦シミュレーションである。カッコ内は、それぞれの最終的勝点である。勝点の並びは、(スペイン、日本、ブラジル、ナイジェリア）である。報道されているように、日本は引分以上なら決勝トーナメント進出が決まる。この図の左上が、日本が勝った場合、左下が引分場合、右上が負けた場合である。
以下、この記事を読むに当たっては、上の記事を読んでもらい、アメリカ代表が、圧倒的に強いという事実を前提として頂きたい。事実、アメリカはグループ・ステージでは、圧倒している。２戦全勝、得失点差は７である。これに続くのは、日本と同組のスペインで、２戦全勝、得失点差は２である。
それでは、まず、決勝トーナメントの組み合わせを見てみよう。
手書きで申し訳ないが、赤丸をしているのが、日本が入りうるスポットである。見て分かるように、C組２位になると、B組１位のアメリカといきなり当たるのである。それ以外のスポットを見てみると、１位と３位なら、アメリカと逆の山に入れる、決勝までアメリカと当たらなくても良いのである。
それでは、オリンピックサッカー女子のグループのレギュレーションを確認しよう。下記の多い順で、トーナメントに進出するチームが決まる（FIFA HPより）。
勝点
得失点差
総得点
直接対決の勝敗
そして、３グループの１位と２位チームと、３位チームの内２チームが進出する。
２位になりたくないので、２位になるシナリオを線で消した。すると、３つのシミュレーションになる。リーグ戦なので、別のカードの勝敗が大きく左右する。見ていただければ分かるように、全てがスペイン次第である。
スペインが負ければ、１位、３位通過の可能性がある。
引分ならば、日本も引分ければ、３位可能性がある。
もちろん、スペインもアメリカとやりたくないので、消化試合とはせずに、１位となるためにブラジル勝ちにいくだろう。
スペインが勝っている場合、３位に入るには、日本は負けるしかないが、そうなれば、他のグループとの争いとなり予選突破が難しくなる。試合開始時間は、日本のいるC組から、B組、A組となるので、この点はかなり不利である。
この試合開始時間をみると、おそらく勝つか引き分けるかし自力で決勝進出し、後は神に任せるしかない。男子のロシアW杯の予選最終戦で、西野監督が「負けでいい」という指示を出したのは、有名である。あのときは、同組内の争いであった。
今回は、別の時間帯にやる、別グループとの争いである。
明日は、図の右上、もし負けたとしたらのシミュレーションを書きたい。意外と簡単かもしれない気がしてきた。また、余裕があれば、具体的スコアにも入れたらと思う。