Jリーグ戦績表の見方②ー町田ゼルビアを分析する。
前回の最後に、「戦績表と順位表の違いは何か。」というクイズを出した。
その答えはというと、「対戦相手別の結果」が分かることである。このデータが分かることで、様々なシミュレーションができることになる。
これは、例えるならば、今まで「二次元空間」で考えていたのが、「三次元空間」で考えられるようになるということである。
例えるなら、私がパン屋を経営しているとしよう。ある日、新しいレジを導入したとする。それによって、誰がどの商品を買っているのか、分かるようになった。もちろん私は作る商品の数や種類を変更するだろう。
戦績表の全体像については、下に貼った記事を見てほしい。ここでは、単一のチームの戦績表について、簡単に見ていく。それでは、現在首位のFC町田ゼルビアについて見ていこう。
上段：町田ホーム結果 下段：町田アウェイ結果
まず見るべきは自分のサポートするチームと町田の対戦結果である。意外と、嫌なことは忘れているもので、私の神戸は既に２戦し、１分１敗で完全に負け越している。残念ながら自力で町田との差をもう縮められない。
対して、２位鹿島（勝点47）は１戦残しており、自力で追いつくチャンスがあるということだ。しかも、次の対戦は、町田アウェイなので、鹿島ホームということである。
次に、主語を町田に戻すと、パッと見て、町田はホームで弱いことが分かる。12戦戦って６試合しか勝っていない。そして、残り７試合、ホーム戦を残している。ただし、6試合が10位以下のチームが対戦相手である。
以上がまず、基本である。とりあえずは、さわりの部分として押さえておきたい。これから、この表に様々なデータを落とし込んでいく、戦績表の面白さが分かってくると思う。