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TOEIC800点取るのに10年かかった話

昨今の世の中の流れにより、社内公用語が「英語」になった。何でもグローバル化の為だそうだ。その為に、1つのクリアしなければならない目標が会社から言い渡された。それが「TOEIC」。

その時初めてTOEICという名前を聞いた。いや、以前から知っていたかもしれないが、厳密に言えば、TOEICが英語のコミュニケーションを測るテストだと言う事を初めて知った。

兎にも角にも、TOEICクリアが、通常の仕事の目標に加えて、もう1つ増えたことは間違い無い。


TOEIC800点をみくびっていた

初めは、1年も経てばクリア出来ているだろうと高を括っていた。大学入試以来、英語の勉強なんて1秒もしていないのに、根拠の無い自信があった。

とりあえず、単語帳や文法の問題集を買って、ペラペラ一応やってみる。そんな事を1ヶ月程続けて、初めて受けたTOEICテスト。

結果は、300点ぐらいだったと記憶している。

その時、TOEICって 990点満点で、大学生だと平均 500点ぐらいだと知った。大学を卒業して、10年経っているとはいえ・・・絶望。

自分の実力の無さが露呈されたとはいえ、まだエンジンはかかっていない。ただ、ここから、毎月テストを受けることになった。

それに加えて、塾やセミナーなど受け、TOEIC対策は自発的で無いにしても行っていた。仕事が忙しくなり、英語から離れたことや、 500点、600点といった節目の点数を超えた時点で勉強をヤメてしまったりと、そんな事を続けていく内に、10年近くの年月が過ぎた。


マジか!? 上司がアメリカ人になった

会社はどんどん英語化が進み、会議や朝礼、配布される資料や、メールも英語になっていった。ただ本当に重要な事は、日本語も併記されているので、特段不安はなかった。強いてあげるとすれば、エレベーターでたまに英語で話しかけられる事ぐらいか。

そんなある日の夕方、帰り間際、上司に呼び出された。こういう時はそんなに良い話では無い事は察しがついた。

「明日から●●の部署に異動だから」

「えっ!? あっはい」

これで終了。異動先は、新設部署。集められたメンバーも右も左も分からない。全員よく分かっていない中でなんとか事業を軌道に乗せる為に、悪戦苦闘。なんとか形になってきたなという矢先、その事業長がアメリカから送り込まれて来た。

その日から、僕の上司は、アメリカ人になった。当然日本語は一切話せない。ここから僕の本当の英語の苦悩が始まった。


多少の追い込みでは、実行しない

上司がアメリカ人になってから、コミュニケーションの言語が、日本語から英語になった。そりゃ日本語が分からないんだから当然だ。

朝礼も英語、ミーティングやメールも英語、挨拶も英語になったw 不思議と笑えた。英語出来ないのに、急に英語で  「Hey」って言ったりするんだから。幸いにも!?  僕は営業職。お客さんは99%日本人。というか、外国人であっても日本語が話せる。だから、日常的に英語が必要か?と聞かれたら、そんな事はなく、せいぜい30% ぐらいが英語になった感じ。

この部署は、上司が外国人だけでなく、何なら同僚の数人も外国人だったりする。中国、韓国、アメリカ、香港、ベトナムなどなど。数えたら半数以上が外国人だった。でも大丈夫!そのほとんどが日本語話せるから。

そんな状況でもなお、もしかしたら自然と英語が理解できるようになるんじゃないか、急に英語が聞き取れるようになるんじゃないかって、思ってた。だから、TOEICの勉強はしていたが、真面目に勉強する事はなかった。


TOEIC800点をクリアする同僚

そんな中々、英語の勉強に身が入らない状態が続く中、TOEIC800点を取れていなかった同僚が徐々にクリアしていく。1年前は一緒に勉強をスタートした、いわば同志がドンドン、このTOEIC地獄から開放されていく。先月も1人、今月も1人。気づけば、最近入社した女の子と、私のみ。。。。

厳密に言えば、TOEICがクリアできる見込みがない、薄い人たちは、会社を去って行きました。

それから2度程、上司やTOEICを推進している部署の役員に呼びだされ、「いつクリアするんだ?」「もうやる気ないのか?」と怒られるというよりは、半ば呆れられた質問を聞かれる始末。ここまでくると、情けないやら、悔しいやら・・・でも頭のどこかで何でオレだけ出来ないんだ?とか、いや絶対できるはずだとか、色々な思いがうごめいていた。


TOEICのみに集中した1ヶ月

時期は11月半ば。年内にTOEIC800点クリアという最後の目標が設定された。

もうラストチャンス。クリア出来なかったら、クビ。   

って事はないけど、自分としてはそれぐらいの気持ちで挑んだ。平日は、仕事終わって夜10時か11時ぐらいまで会社の会議室に籠もって勉強。土日も会社に行き、朝9時から夜7時まで勉強。家に帰って晩飯食べたら、夜11時まで勉強。こんな事を約1ヶ月続け、12月19日にテスト結果発表。

その点数は・・・



810 点


無事クリア。あーよかった。

実際は、3週間の濃い、こい〜い勉強期間でした。あーでも本当よかった。苦節10年だった。けど、本当は3週間だったw


最速で800点獲得する方法が分かった

ずいぶん遠回りをしました。無駄な勉強も沢山しました。(ここで言う無駄な事っていのは、TOEICの点数に繋がらないって意味)

だから点数を獲得する為に何をすればいいのか?逆に何をしてはいけないのか?は、すごく理解出来たし、そのテクニックは習得出来たかな。ある意味、副産物ですが、こんな感じのスキルが身につきましたw

・リスニングは意味が分からなくても正解できる

・文法問題は、訳さなくも 8割正解できる

・塗り絵が20問あっても問題ない

なので、500点の人を3ヶ月で800点クリアできるアドバイスは出来ると思いますw

しかも、使う教材は、単語帳1冊、英文法1冊、模擬試験1冊の計3冊。

その他にも、

 ・1日8時間勉強する為の勉強集中法(30分単位サイクル)

 ・量産出来る英単語の覚え方(大体1日300単語ぐらい覚えてました) 

                            など。

もし興味ある人がいれば、そんな記事も書こうかなと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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