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【ツイステ考察】本編7章の謀略の人ヘンリク卿について〜何故剣の国は滅びたか〜

こちらの文章は、旧twitter(現X)で2023/9/10~2023/9/11にかけて書いていた

から始まるツリーの内容を(旧twitterの仕様が変わりツリー上にすると文章を追いにくくなった改悪に伴い)noteに移植したものになります。

前提

軍事の13の原則の観点から見る茨の国の行軍

ヘンリク・イシュトヴァーンの合理性

ヘンリク卿は見目麗しくないわ、下品だわ、言葉選びも最悪だわ、欲深い人物だわで一見すると単なる嫌なやつでありそれは事実です。

一方で、乱世を生き抜くのにおいての能力値は極めて高い人物です。

そう、ゲスと有能は両立するのです!

ヘンリク卿の有能さは、彼が謀略の人であるという点なのです。
彼の欠点は人望です。

しかし、この欠点は実は神輿にかつげる人間を別に立てれば良いので、案外なんとでもなってしまうのです。 アイドルにプロデューサーがいるように、王様に宰相や官僚がいるように、人望は外付けハードディスクでどうにでもなります。
しかも、御誂え向きに、ヘンリク卿は神輿に担げるアイドルをわざわざ用意してます。

それが夜明けの騎士です。

マレノアとの決闘に夜明けの騎士を出してるのも、パフォーマンスの一環でしょう。

戦争とは、そもそも経済行為なのです。同時に対立する物同士の欲望と欲望に折り合いをつける行為でもある為、そりゃ汚いのです。 戦争は、綺麗事だけでは戦えません。
大義名分のような綺麗事は必要ですが、それだけ破綻しますし良い鴨なので汚れ仕事をする人員は必要なのです。

王様やアイドルを綺麗に見せるには、当然彼らに汚いことはさせられないし汚い事をする人間は別に必要です。
もっというと、綺麗事を言う人と汚い事をする人は分けないと行けないのです。
清廉潔白な夜明けの騎士と、汚れ仕事をする側として割り切ってる謀略の人ヘンリク卿の関係性は合理的です。

ヘンリク卿の合理性に関しては、
・目的と手段を混同せず一貫していること
・「利害の一致」で人を、複数の国を動かせる政治・外交能力
・口汚いが計算されているマレノアへの挑発
の3点をピックアップして書いていきます。
そして上述の3点を踏まえ、何故剣の国が滅びたのかの一考で〆とします。

混同しない目的と手段

ヘンリク卿の目的は2つあると思います
1 目的:資源豊かな領土の入手 →手段:妖精・マレノアの排除 (茨の国がある大陸上陸当初の主目的は此方?)
2 目的:不治の病にふせる父親を助ける →手段:奇跡を起こす魔法石プリンセス・グロウを手に入れる

2つの目的を果たす際に共通して障害になるのは強大な力を持つマレノアです。
ここでヘンリク卿が頭が回る点は、目的達成の障害となるマレノアの排除に対する布石を長期的且つ合理的に打っている点です。

ヘンリク卿の打った布石は以下の通りです。

布石①過去に交渉を行なったを事実を作るために要求書持参で野ばら城に行く

過去に交渉を行ったという事実が一度でもあれば、「交渉して平和裏に解決する努力はしたが妖精側が取り合わずダメだった」という対外的な大義名分が出来ます。

加えて、chapter4やchapter5の描写は実写版マレフィセントの文脈の乗り方が露骨です。
それを加味して考えると、実写マレフィセント2の晩餐会でヴィランに当たるイングリス王妃が口撃を行ったように、野ばら城に来たヘンリクは、マレノアに汚い言葉を投げつけた可能性があると思います。
イングリス王妃がマレフィセントに口撃したのは妖精憎し半分開戦口実半分ですが、 ヘンリクの場合は汚い言葉を意図して投げつける事で
・誰がどう反応するか
・反応から推測できるマレノアの気質
・マレノアを止める事が出来る人物は誰か
・排除すべき優先順位
等の情報収集を行なっていたと思います。

ちなみに実写マレフィセント2のように晩餐会のような場があって城内部に入り込む事が成功したら情報が丸裸になります。
そして芋蔓式に如何に野ばら城が防衛に向かない軍事的実用性が低い残念な城かも見えてしまうんですよね…。
【2024/12/4追記分】
野ばら城がいかに防衛に向かない軍事的実用性が無い城かはこちらで説明しています。

【閑話休題】

マレノアを汚い言葉を投げつけて、ヘンリク卿が生きているのは夜明けの騎士の存在があったからだと思います。 卵を抱えたリリアを見逃したりと、乱世を生きるには良い人すぎる夜明けの騎士がマレノアに許しを乞うたんじゃないかなと。
ガラifでシルバーが妖精の女王に許しを乞うたように。

ヘンリク卿が汚い言葉を投げつけた結果、 激昂するマレノアと今殺すのはまずいと止めるレヴァーンの姿があったと推測します。
実写マレフィセント2で、イングリスに口撃を受け苛立ちを覚え実力行使をしようとするマレフィセントと、それを止めるディアブロ&オーロラの構図です。

ヘンリク卿が汚い言葉を投げつけたのではないかと推測した根拠は、ヘンリク卿が
・高慢な妖精どもと評した点
・マレノアを癇癪持ちと評した点 (これはリリアのマレノア評と一致する) ・「思ったとおり」という発言から、マレノアが挑発に乗る事を見越している
の以上3点です。

外から来たヘンリク卿がマレノアの気質を知る機会を考えると、「要求書持参で野ばら城に行った」時しか考えられないのです。
ただ、単に要求書を持参しただけでは、マレノアが癇癪持ちで挑発に乗る短気な気質がある事まではわからないでしょう。

だから、情報収集を兼ねて汚い言葉を投げつけたと考えます。
そして、ヘンリク卿が汚い言葉をマレノアに投げつけた事で得られた情報はマレノアの気質だけではありません。
彼女を止められる(しかも今殺したら開戦の口実なる事も織り込み済みの)レヴァーンという人物は、本丸のマレノアを落とす前に優先して排除する人物として浮かび上がるのです。

一石二鳥ってレベルじゃ無い情報を得ているあたりゲスだけど有能なんだよなヘンリク卿。

布石②対妖精で邪魔になる左大将のレヴァーンを盤面から排除し行方不明に

レヴァーンが茨の国における重要人物であることは
・マレノアの夫且つ幼馴染
・外交任務の要
・使節団を率いていた
・貴族
・左大将
であることからも明らかです。 よってヘンリク卿が彼を排除するのは極めて合理的であり筋も通っています。
…どうやって排除したかって?そこに、紅蓮の花があるじゃろ?

実際にレヴァーンの排除に紅蓮の花が用いられたかわかりません。

ただ、単体性能では妖精に劣る人間たちがどうやってレヴァーン率いる使節団等を壊滅させたかって考えると現実的な手段として候補には上がるのです。 ヘンリク卿のゲスさもと計算高さ的にも、対妖精で紅蓮の花確保してそうだなって。

まあ、別に紅蓮の花である必要性はありません。
大事なのは、レヴァーンをいかに無力化し本丸に当たるマレノアを排除するまで動けなくするかです。
その為、レヴァーンが囚われてるか眠ってるか死んでるかはさておき、事が終わるまでヘンリク卿により盤面から排除されたと考えるのが自然です。

もっというと、リリアの右大将としての不適格っぷりと、本編chapter5にもあるマレノアの挑発に乗ってしまう喧嘩っ早さを考えるとヘンリク卿のような謀略の人とやりあえるのが、消去法でレヴァーンしかいません。

外交は、ある程度頭が良いのは大前提にしても性格悪くないとできないのです。
性格が悪い名外交官としては、フランスのタレーランやオーストリアのメッテルニヒが良い例です。

そして、レヴァーンが盤面から排除された結果、残されたリリアがひたすら銀の梟(ヘンリク卿)の後手に回っていいようにやられたのはchapter4で描写された通りです。
情報戦の観点でもこてんぱてんに負けてます。 銀の梟が周辺諸国を巻き込み大軍を動員したことに包囲されるまで気づけなかったのですから。

布石③周辺諸国を巻き込む

しかも、単に呼びかけるだけではなく具体的な利として魔法石やミスティウム鉱石を餌に周辺諸国を巻き込んだと推測できます。
つまり利害の一致で他国(複数)を巻きこんでます。 戦争は経済行為であり、利が無いならわざわざ敵対しても戦費の無駄遣いです。

加えて、ヘンリク卿の「周辺諸国の者はみな、強大な力をもつドラゴンにいつ自分たちの街を焼かれるかと怯えて暮らしている。」という台詞があります。
これは、周辺諸国を巻き込む為に共通の敵としてドラゴン(=マレノア)を置く為に流布した風説の可能性が高いです。
根拠が実写マレフィセント2です。

実写マレフィセント2のイングリス王妃の台詞で
「よき君主の条件とは何か? 人々に恐怖を植え付ける力があること。また、恐怖を利用して敵を倒すことよ。 だから私は広めたの。邪悪な魔女と呪われた王女の物語を。眠れる森の美女を誰が助けたかはどうでも良かった。 皆が恐怖に怯えて物語は伝説となった。」

というものがあります。イングリス王妃が言った事をまんまヘンリク卿がやったと考える方が自然です。 マレフィセント2のヴィランであるイングリス王妃は真珠がジャラジャラしてますが、ヘンリク卿はたくさん宝石を身につけていますしね。 ヘンリク卿のモデルの一つにイングリス王妃があるとも考えられそうです。

そして、戦争において数の優位性は発生します。これは、野ばら城を包囲出来るだけの数を揃えたから、というのもあるのですが、複数の国を巻き込む事で1対多に持ち込んだのがミソなのです。
1対多に持ち込むのは戦争では常套手段であり、勝つ為の真っ当な努力です。

1対多に持ち込んだ歴史上の事例としては、
・フランスvs諸外国にイギリスが持ち込んだ対仏大同盟
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E4%BB%8F%E5%A4%A7%E5%90%8C%E7%9B%9F

・信長包囲網

がわかりやすいと思います。

ヘンリク卿は、マレノアを排除する為に数を揃えたのと共に、もう一つの重要なピースである銀の梟の最大戦力である「夜明けの騎士」を十全に扱う為に戦う動機を提示しました。

布石④夜明けの騎士を戦わせる動機で不治の病の父親を治せるかもしれないと希望を見せる

夜明けの騎士がこの後に及んで(既に賽は投げられたというのに)乗り気で無い為、ヘンリク卿は焚き付ける為に家族と恋人を持ち出しました。
・不治の病の父親が治るかもしれない
・レイアも父の回復を願い毎日星に祈りを捧げている
つまり、戦う動機の提示です。仕事だから、に加えて情を持ちだした。

情で人を動かす、というのは一定の正解だからです。ゲスいけど。罵倒挟んでるから口相当悪いけど。 普通に家族や恋人で行動縛るのは紛れもなく性格が悪いけど。

ただ、夜明けの騎士が剣を振るう事だけ考えれば良いのはヘンリク卿がお膳立て(謀略兵站諜報諸々)してるからという点は無視できません。

布石⑤大軍で野ばら城包囲

包囲という戦術は、敵の思考を打って出るor籠城の強制2択に狭める点にあるのです。

こと、攻城戦における包囲は、相手の数倍の戦力をもって城を包囲し外界との接触を遮断する戦術です。これにより水や食料、その他備蓄軍需物資の枯渇を図ると共に、情報を遮断することにより正確な状況判断を困難にさせ、絶望感を与え士気の低下を期待するという手法になります。

しかもご丁寧に開城交渉も行ってますヘンリク卿。 これも大軍で包囲という優位性故に取れる選択肢の幅が広がってる為です。 開城交渉では、適当な条件を示したり脅したりしながら開城の条件を交渉します。お互いの状況が正確に判らない為に駆け引きが発生するというのを実地でやってるのが厭らしい。

そう考えると、ヘンリク卿のこの台詞は買い被りでも傲慢でもなく割と事実ベースで喋っているんだろうなぁと。 実際、ヘンリク卿のやり口はゲスいけど、詰将棋としてはあまりにも美しくはまってるし対妖精の嵌め殺しが上手く行った結果がchapter5です。

上述の布石は全て、マレノア排除に繋がります。しかもマレノア排除も目的ではなくあくまで手段の過程でしかない。 この、目的と手段を混同せず一貫している点がヘンリク卿の合理性たる所以であり有能さにダイレクトで繋がる1点目です。

「利害の一致」で人を、複数の国を動かせる政治・外交能力

此方は、ヘンリク卿の布石でもある程度説明しました。
利害の一致で人を、複数の国を動かせるというのは、絶賛孤立中で四面楚歌の茨の国にその手の人材がいないの込みで対比が残酷なのですが、これの嫌な点は戦略立案やってるのもヘンリク卿と推測できる点です。

こちらの

主導の原則で説明した内容を要約すると、渓谷以西では奇襲により短期的に主導権を握っていたのは茨の国側でしたが、渓谷以東では銀の梟側に主導権を握られっぱなしでした。もっと言うと戦略単位で主導権を握っていたのは銀の梟側でした。

上述の、戦略単位で銀の梟が主導権を握り続けたのはヘンリク卿がいたからだろうという推測は容易にできます。
ちなみに、夜明けの騎士は善良すぎるのと、卵を持ったリリアを見逃すという甘さがあるので、長期的視野ではなく短期的視野で動く人間であることがわかる為戦略立案の適性はないと思います。

ちょっと話はずれましたが、「利害の一致」で人を、複数の国を動かせる政治・外交能力とは、軍事における勝つ為の場を整える・準備する力にも繋がってくるのです。
そして、ヘンリク卿に備わっている政治・外交能力には諸外国から「対外的にどう見えるか」の視点があります。

だからこそ、ヘンリク卿は考え無しに攻め入るのではなく、十全に布石を打ち準備をした上で、攻めいる大義名分を作ってから開戦しているのです。
これが厭らしい。厭らしいし大義名分を作る際のやり口がゲスいけど合理性の観点では大正解。

ここら辺の振る舞いも本音というより、パフォーマンスでしょうからね。

銀の梟は温情をかけて「決闘」を提示したが、それを拒絶した茨の国のマレノアという構図を作っています。 そして、これを大義名分として遂に夜明けの騎士他がドラゴンマレノアに立ち向かうのですから。

そして、この大義名分というのは、夜明けの騎士だけでなく、無名の銀の梟の兵士達やあるいは周辺諸国から来た兵士を動かす力になるのです。

・口汚いが計算されているマレノアへの挑発
ヘンリク卿の口汚さや下品さは、言うまでもありません。
しかし、パフォーマンスでの演説では高笑いはありますが、口汚さがないのである程度は計算された口汚さだとは考えてます。

ヘンリク卿の口汚さが、本編中で明確に挑発という計算された口汚さであることがわかるのがこれです。

マレノアが癇癪持ちで短気なのを知っているからこそ、「決闘」という挑発を行い、大義名分を得る為に「先に手を出したのはマレノア」という構図を作っているのですから。

実写版マレフィセント2のヴィランであるイングリス王妃がマレフィセントに向けた言葉である「人間に比べてあなた達はずっと単純」を考えると、 ツイステでもヘンリク卿がマレノアの単純さを加味して計算していたとしたら、凄く冷酷だけど乱世を生きた謀略の人としてのシビアさが凄い。

ヘンリク卿って欲深だしそれ故の下品さはあるわ、口汚いわで、なんなら上で人を動かす判断ができる辺り決して「良い人」ではないのですが「目的と手段の割り切り」ができてしまう謀略の人という観点としては、あまりにも有能です。

何故剣の国は滅んだのか

では、謀略強者のヘンリク卿が銀の梟にいたのに何故夜明けの騎士は死に剣の国は滅んだのか?
私はヘンリク卿が剣の国にいなかったor動けない状況にあったと考えています。

要はヘンリク卿が茨の国を落とす為にレヴァーンを盤面から排除したように、ヘンリク卿も剣の国が落ちる際に盤面から排除された。

ヘンリク卿が暗殺されたか失脚したか、はたまた茨の国がある大陸上陸前に住んでいた本国に戻っていたかはわかりません。 個人的には本国に戻っていた可能性に一票入れたいところです。
そして、ヘンリク卿という謀略要員がいなかったから敵の謀略に対抗出来る人員がいなかった。

夜明けの騎士が卵を抱えたリリアを始末できない善良すぎる甘ちゃんであり、だからこそ謀略適性がなく謀略の糸に絡み取られて暗殺あたりで殺された。
まともなタイマンで勝てない相手を搦め手で倒すのもまた合理的な選択であり、立派な戦術です。
そう、マレフィセント2で暗殺未遂にあった善良なジョン王のように。

善良さ清廉潔白さは間違いなく夜明けの騎士の美点ですが、謀略と余りにも相性が悪すぎるのです。
また謀略のような手を汚す行為はヘンリク卿が担っていたでしょうし、おそらく意図して夜明けの騎士を関わらせないようにしていたと思います。夜明けの騎士自体の気質がまず向いてないのですから。

勿論ヘンリク卿が単なる良い人で、夜明けの騎士にお前は謀略向いてないからやらなくて良いよというスタンスを取っていた訳ではなく、徹頭徹尾先に説明した合理性の観点からだと思います。

そして恐らく剣の国の王配殿下になった夜明けの騎士にやレイア女王に求められているのは、「清廉潔白」な国の偶像でしょう。
故にヘンリク卿は剣の国の王や王配になれなかったのではなく、ならなかった。
神輿に担げるアイドル要員は既に、レイア姫と夜明けの騎士で揃っているのですから。

そもそもヘンリク卿って彼が謀略の人であるのを考慮すると、自ら王や王配というトップに上り詰めるよりは都合が良い傀儡をトップに仕立てて自分はその下で実権を握る方が向いてそうなのです。
その手の事例は歴史上山のようにありますし。 藤原氏に見られる外戚政治しかり、本当に色々と。

その上で、何故剣の国に残りレイア姫&夜明けの騎士を傀儡として実権を握ったのではなくヘンリク卿が本国に戻ったと踏んだか。
それはヘンリク卿の欲深さ故です。この欲深さを考えると出世欲や権力志向も強いと推測出来ます。 という事は剣の国に収まるよりは、本国での更なる栄達を望む性質でしょう。

対マレノアの戦後処理の都合上本国に戻った方が切り取り後の周辺諸国との折衝交渉が楽だからです。
後、開拓していくフロンティアスピリットに関しては謀略のヘンリク卿より恐らく夜明けの騎士の方が相性が良いんじゃないかなぁ。開拓の旗頭程度なら夜明けの騎士でも充分務められると踏んでそうですし。

ちょっと話がそれましたが、以上の内容から、ヘンリク卿は下品でゲスいけどルックスと反比例して謀略面では有能です。
夜明けの騎士が死に、剣の国が滅んだのは、夜明けの騎士が謀略向きではなく謀略面で対処できるヘンリク卿がその時剣の国にいなかったから、を結びとさせて頂きます。


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