写真と私ー記憶と記録の断片からー
たくみです。
前回の投稿から、以前の写真との向き合い方を、自分なりに改めて振り返ってみました。
1.自分はなぜ、写真を始めたんだろう
これまでの人生の中で、自分が撮った一番古い写真は、高校生の時のものでした。
ただ、当時のネガフィルムも残っておらず、今回はデジタルカメラを使い始めた頃の写真(画像)から振り返ってみることにしました。
きっかけは、facebookの投稿からでした。
2013年の夏の夜、iPhoneでセミを撮ったにもかかわらず、キャプションで「これ一応、セミです...セミ...」とまで書かないと伝わらなかったのが、悔しかったのです(その時に、何故セミなんぞ撮って載せようとしたのか、までは思い出せませんが)
そこで、家電量販店で一番最初に買ったのが、手ぶれ補正に強いオリンパスのデジカメで、その後、オリンパスさんとは長くお付き合いすることとなります。
上の3枚の写真はすべて、2014年3月7日の新宿駅の様子です。
手ぶれ補正目当てで購入したデジカメには、オマケ的に「アートフィルター」という機能が入っており、童心に帰って撮りまくったのを、未だに記憶しております。
また、この日は一時的に雪が降りました。
これを、ビギナーズラックというのでしょうか。
2.なぜ、撮ることが楽しかったのだろう
その後は暫く、撮ること自体が楽しくて楽しくてしょうがない時期に入ります。
コンテストに応募・入賞して、周りに褒めてもらえるようになると、自分の存在を世間様に認めてもらえたような気持ちになっていきました。
以下、撮影したカメラはすべてオリンパスになります。
3.なぜ、撮ることをやめてしまったのだろう
最後の方の写真が、時代がコロナ禍に入ってからのものです。
ただ、ほぼ同時期とはいえ、写真を辞めた理由は、コロナ禍が原因ではなく、あくまで自分が「承認欲求を満たすことに疲れてしまった」からなのだと思います。
当時のFacebookも含めて、SNSにアップする度に「いいね!」がつく。
その数に拘るようになる。
そして、息切れ...
正直、「写真は表現芸術なんだ。そして自分は、アーティストなんだ」
そんな思い上がりもあったのだと思います。
とあるプロの写真家の「最近のコンテストってレベル落ちたよな...」という呟きに過敏に反応し、でもそれに反発する気さえもはや起きず...
そんな私に、いつかまた写真を純粋に楽しめる日が、来るのかな?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
たくみ