論文「ラッセルの円環モデル」を日本語訳する

人の情動を、どう分類し、どう相関図にまとめるか?

1970年代後半から綴られた論文が、アフェクティブコンピューティングへの注目と相まって再脚光を浴びている。

人の情動という最もアナログな情報をデジタル化するには、何らかの数学的、工学的なロジックが必要で、実はその研究が40年も前にまとめられていた。

現在では生体信号を情動と結びつけるために引用される「ラッセルの円環モデル」。その名前はある分野で頻繁に取り上げられるものの、その論文自体が詳細には読まれていない。

今回、芝浦工業大学完成工学大倉典子名誉教授のサポートを受けながら全文を日本語訳したので、その内容について綴っていきたい。

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