本論:タイトル無し

Nowlis(Nowlis & Nowlis、1956年)に始まり、「自己報告された感情状態」を分析した観察者らは通常そこに、「悲しみ」「不安」「怒り」「高揚」「緊張」「好意」など6〜12の独立した単極性の感情因子があると結論付けています。(例えば 1961年のBorgatta。 Clyde、1963年。 Curran & Cattell、1975年。 Hendrick & Lilly、1970年。 Izard、1972年。 Lorr, Daston, & Smith、1967。McLachlan、1976年。 McNair & Lorr、1964年。Nowlis、1965年。 Ryman、Biersner & La Rocco、1974)
この結果はやや予想外のものでしたが(例えば、人は「悲しみは高揚に反比例する」と思ってしまうでしょうから)、今日のほとんどの心理学者は、それぞれの感情概念は別々の次元として扱うことができるという結論を受け入れています。


この仮説は、Tomkins(1962年-1963年)とIzard(1972年)の離散感情の理論に含まれており、Ekman(1972年)の「感情の表情に関する異文化間研究」に含まれており、今日、感情を評価するために使われている最も一般的な自己報告手段の基礎となっています(すなわち、1972年のIzard、1971年のMcNair、 Lorr & Droppleman、1965年のNowlis、1967年のThayerが開発した感情測定)。

しかし、感情の状態は互いに独立しているのではなく、非常に体系的な方法で互いに関連しているという考えも主張されてきました。この見解は「さまざまな感情は循環配置で組織化できる」というSchlosberg(1952年)の提案によって示されています。つまり、感情は6から12の単極次元ではなく、適切に2つの双極次元であることを意味します。
私の論文は、その感情の状態は、実際には、二次元双極空間内の円として最もうまく表されるということです。 具体的に2つのタイプの検証結果が考えられます。
(a)一般の人がどのように感情状態を概念化したかに関する検証結果
(b)自己報告された感情状態の多変量解析からの検証結果

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