「Lullaby of Birdland」
2017年4月13日 杜組課題曲
勉強会の活動報告ご無沙汰してすいません。これからは少しずつ載せていきますので、毎度ご贔屓に!
楽器初挑戦でジャズの曲をやってしまう、無謀なイベント「あなたもなんちゃってジャズミュージシャン」が好評!どぞご参加ください!
「バードランドの子守唄」盲目のピアニスト、ジョージシアリングが作曲し、1952年にヒットした曲です。
歌詞をつけて、サラボーンとかジャズシンガーたちが取り上げて、さらに有名になり、今日でも特にヴォーカルに好んで取り上げられる曲となってます。
「バードランド」は1965年にブロードウェイの52丁目で開店、(アルトサックス奏者、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」にちなんで名前を付け)今でも44丁目にて営業。ジャズ演奏のメッカとなっております。
「バードランドの子守唄」はしアリングがクラブが持っていたジャズ・ファンの憧れや心の拠り所を「子守唄」(Lullaby)=「安らぎ」としてのイメージでオマージュを捧げたものだそうです。
さらに演奏スタイルですが、「シアリングスタイル」と言って、ヴィブラフォンとピアノ、ギターがユニゾンでテーマを弾くスタイルが受けたようです。
しかし、実はこの曲には、元歌があるという事実を私はキャッチしました!コード進行がすでに存在していて、シアリングがそのコード進行の上にオリジナルメロディを乗せたのです。「パクリやん?」と突っ込んでしまうところですが、当時のジャズメンの間では、著作権の関係もあり、人の作った曲のコード進行だけをいただいて、自分のメロディと、新たなタイトルをつけて世に出すことが普通だったようです。ここが演奏側にとっては、「知っとるかい?」という、密かな楽しみだったりするので、勉強会では曲と元歌の関係を説明しながら進めています。
今回の勉強会は、ドラムスがいなかったので、理論とバードランドの話と、当日のアメリカ事情とか、歴史的な話が主になりましたが、そういう曲の背景をじっくり話す、聞く場がなかなかないということで、メンバーからは実に貴重な場で、とてもためになったとの言葉をいただけました。
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