オリンピック一次予選全日本シニア大会に向けて
こんにちは!
中谷です。
今回のnoteは完全に僕の意気込みや大会に向けてやってきた事などを書くもので、知識の提供や、モチベーション向上とかには繋がらないと思いますが、中谷至希がどんなことを考えてるのか少しでも興味あるかもって人向けに書きました!
今回のnoteを読むことで、
1.中谷にとってシニア大会がどういうものなのか
2.シニアに向けて準備してきたこと
3.どのような気持ちでのぞむのか
4.今の心境、意気込み
以上の4つを知ることができます!
さて本題に入る前に少し前置きの話をさせてください!
テレビやマスメディアで特集されるのはその業界のトップ0.1%にも満たないほどの人だけだと思います。
先日地上波で放送されたプロフェッショナル仕事の流儀で内村航平さんの特集をやってましたよね。
あれを見てめちゃくちゃカッコいいって思いませんでした??
僕は思いました。
だから実際に試合に足を運びたい、演技を見たい、そして演技を見た時の感動が大きいものになる。そうですよね??
スポーツ観戦の醍醐味ってそこにあると思うんです。感動して、元気をもらえて、おれも頑張ろうって思えること。
しかし、試合に向けていろんなストーリーを持ってるのは内村航平さんだけじゃないんです!!
大会に出る全ての人にその人の数だけストーリーがあるんです。
普段は仕事をして、時間を頑張って作って、痛みやだるみを抱えながら練習する選手もいれば、体操教室の指導があるから、朝しか練習できない。眠たい目を擦りながら朝から通し練習をする選手もいます。
僕たち徳洲会体操クラブの人たちもそれぞれ延期になったオリンピックのことや怪我などもあり選手の数だけたくさんの思いがこの試合につまってます。
ただ、会場に来る人の大半はその事情を知らないんです。
知ってた方が絶対に楽しいのに!
という事で、あなたが今回の記事を読んで、僕の演技を少しでも楽しみに見てくださったら嬉しいなと思います!
それでは本編へどうぞ!
全日本シニア大会とは
全日本シニア大会とは主に社会人の選手が多く出場し、全国の日本一を決める大会となっています。またこの大会は東京オリンピックの第一次予選にもなっています。シニア大会には団体、個人、種目別の表彰があり、僕が所属する徳洲会体操クラブも団体日本一を目指しています。また個人総合や種目別でも優勝するために日々チームのみんな練習に取り組んでいます。
そんな全日本シニア大会ですが、実は中谷にとって約1年半ぶりの試合になります。体操選手だけに限らず、1年半試合がないスポーツってあまりないんじゃないかな笑
肩や足首、腰の怪我からの復帰戦です。
そして徳洲会体操クラブとして出場する初陣でもあります。
多分緊張するだろうなぁ。
僕の今の実力と実績から考えて普通に東京オリンピックに出ることは無理で、個人総合の優勝、種目別の優勝の可能性も限りなく0%に近い状態です。
そもそも今年はそこを狙ってません。
なんというか残された時間に対して、その目標は不釣合いで現実味がないと思ったんですよね。
かと言って、何も目標がないまま今大会を迎えるわけではありません。
以前大先輩である亀山さんのYouTubeでちらっと話していたことがあるのですが、徳洲会体操クラブは1軍2軍制度というものを導入しています。
(亀さんはYouTubeだけでなくnoteもやっているのでぜひ両方見て見てください!)
定期的に1軍と2軍を入れ替えるための試合を行い、選手のモチベーションやパフォーマンスをあげようと言った面白い試みです。
他にも様々な意図はありますが!!
こう言った色々な工夫を米田監督をはじめとしたスタッフの方々が考えていて本当にすごいです。
ちなみに僕はというと2軍です。
いやー、みんな強い笑
でも逆にここの人たちはみんな体操業界のトップの集まりなので、ここで勝てれば日本のトップも近いということなので、目標が身近にあっていいです。
ですが、今僕は入れ替え戦に出る権利がありません!
まぁあっても普通に試合したら勝ててないのですが!
しかし、この全日本シニア大会での結果次第で入入れ替え戦に出さしてもらえるのか決まるのです!!
シニアに向けて準備してきたこと
僕は徳洲会で練習するようになった今年の3月から今年の目標はシニア20位、
81点、1軍昇格と決めていました。今年の僕の中で一番照準を合わせた試合が今大会です。
3月から半年先の試合に向けての計画をたくさん作りました。
Dスコアをどこまで上げるべきか?
肩の痛みはいつ完治するのか?
つり輪はいつ頃からやろうか?
安定した演技構成にしようか?
などなど色々考えました。
実際に取り組んできたスケジュールは以下の通りになります。
3.4月 落ちた通し力を戻すために週4通し、リハビリ、トレーニング
5.6月 Dスコアを上げつつ、週2で通して、リハビリ、トレーニング
7 月 シニアでの構成も固まって、1つ1つの技の質を上げて減点を減らす練習
つり輪を毎日ふれるようになった。前後半のやり込み。
8 月 6種目でいい点数を取れるように通し主体の練習。体のキレが落ちていた
ため練習前、練習後にサーキットトレーニングの導入。着地どめ。
ざっと振り返るとこんな感じです。僕はもともと量をこなしてやってきたタイプなんですけど、徳洲会に来てからもっと質を意識した方がいいと言われる機会が多くなりました。
特に練習方法を工夫した方がいいというアドバイスを先輩からたくさんしてもらいました。
体操選手ならこれは永遠の課題なのではないでしょうか?
量を求めるのか質を求めるのか。
いやもちろんどっちも求めるんですけどね!
これは選手の数だけやり方とバランスがあると思います。
それを早く自分で見つけるのが大事だと思います。
でも、僕が思うには量ができる上で質を求めなければ弱い選手になると感じます。
強い選手は練習を積んできています。量を積んだ先にしか質はついてこない。
たくさんの練習と色々な工夫、そしてトレーナーに組んでもらったリハビリメニューやスタッフのみなさんのおかげで3月からは考えられないくら、動けるようになりました。
特に練習段階の工夫はとても必要だと感じましたね。
どのような気持ちで臨むのか
そりゃ20位に入ってやるぞ!
81点取ってやるぞ!
って気持ちは持ってますよ。
でも最近自分が心のそこから思ってることが、練習してきたことが試合で出せればいい。主に言えばノーミスで演技できたらいいと思ってます。
だって20位に入れるかどうかなんて他の人の演技に左右されるし、
81点という得点も審判の採点傾向やその場の流れや雰囲気に左右されるし、
僕にはコントロールできない部分だからです。
そのコントロールできない部分を気にして試合中に、
「あ、あいつミスった。ラッキー」とか
「思ったより点数出なかったな⤵️」とか
気にして自分の演技に集中できなくなるっていうのが嫌だからです。
もちろん練習の段階では81点取るために計画を立てて練習を積んできていますが、試合になればあとはやってきたことをやるだけなんです。
試合の時に意識することではないと思うんです。
それで練習してきたことが出せて、81点、20位に届かなければ、それは練習段階の目標設定や計画の何処かに問題があったということで納得できます。
だからこそ、淡々と自分の演技に集中してやりたいなって思っています。
今の心境、意気込み
今の心境はドキドキと不安が5対5って感じですかね笑
だいたい試合ってそんなものだと思いますが。
久しぶりの試合だからと言って、変な緊張感や、ふわふわした感じは今の所ありません。
結構練習も積んできているし、試技会や対抗戦、入れ替え戦などで試合の感じはだいぶ取り戻せたと思います。
今回はコロナの影響で会場にこれるお客さんに人数制限がかかったり、歓声などもダメだったりと、従来の体操の試合とは少し異なるシュチュエーションにはなると思いますが、それもいい経験だなって思っています。
久々に大きな大会に出るのでいい演技をして、結果がついてきて、両親や恩師、
スタッフの人、応援してくださる皆さんに笑って報告がしたいなと思っています!
最後に
全日本シニア大会に来られる方は会場で、来ることができない方も、徳洲会体操クラブを応援していただけるとすごい嬉しいです。
応援される選手になり、人を感動させる演技ができる選手になるために今後も頑張ります!
自分のnoteを見て何か思ったこととかあれば気軽にコメントしていただけるとめっちゃ嬉しいです!またインスタグラムやツイッターもやっているのでそちらで連絡くれても大丈夫です!それでは次回の更新も楽しみにしていて下さい!