【#1】アパートの隣人の騒音に悩まされた場合の対処法=引っ越し(多くの人の場合)
こんにちは、「吉岡ゆうり」というアカウント名に変えました。
今後はこの名前でやっていきます。
今回は、アパートの隣人の騒音に悩まされた場合の対処法について、経験や勉強したことについてまとめておきますので、参考にしてください。
1.人によって分かれる対処法
色々調べたり検討した結果、やはり多くの人にとって最適な対処法は引っ越しであることがわかりました。
しかし、例外的に必ずしも引っ越しが対処法でない人がいます。
それは、「この世界からアパート・マンションの隣人の騒音に悩む人を一人でもなくす活動をすることを人生の目的、あるいは当面の目標として据え置いて生きていきたいという覚悟のある人」は、目の前で起きている騒音問題に向き合って「戦う」ことも対処法になりえます。
ところが、そうでない人ならば「引っ越し」が最適な対処法だと考えます。
正確には、お金や労力、精神力などの損害が最も小さく済むと思われる方法です。
ですので、自分なりにももっとよい対処法はないか探してみて、この日本では生半可な覚悟で騒音問題を解決することは不可能だと納得できたら一刻も早く引っ越しをすることをおすすめします。
2.騒音被害を受けたときの気持ちのやり場
騒音被害を受けた場合の悔しさ、怒り、悲しみ、恐怖は計り知れないでしょう。なんといっても、被害を受けているのにこちらがお金をかけて個人的に引っ越しをして逃げなければならないという、泣き寝入りをするしかないからですね。
対処法云々の前に激しくえぐられた心の傷のケアの方が大事です。
この記事では心のケアの方法には深くは触れないことにしますが、基本は気持ちにフタをしてなかったことにするのでなくじっくり感じてあげることでその怒りや悲しみは消えていくと言われます。
自分が苦しいと感じているかどうかが重要なので、「そのレベルなら騒音じゃない」と言われても、自分の気持ちを無視しないでください。
少しこっぱずかしくても苦しかったんだね、怖かったんだねと自分の心を見ることが、後に悪影響を残さないために重要なことです。
さて、迷惑をかけるほど騒音を出している人間は、指摘されても自覚がないか、最悪、嫌がらせでわざとやっている可能性もあります。
実は嫌がらせの可能性はないこともないのです。
調べていたら「俺は上の階の奴を何人も引っ越しさせてやったよ」と言っている人や、「物音がムカつくなら相手の寝ている時間に騒音を出してやれ」と言っている人が存在するようなのです。
言っていることが本当かどうかはさておき、そういう思考で生きている人はいるわけですね。
話し合いや歩み寄りをする気がなく、ちょっとムカついたら制裁として力や恐怖で強引に相手を叩きのめして相手を屈服させたい人という事ですが、そういう心は、正直私にもありますし、少なからず人間ならそういう利己的な心はどこかにあると思うのです。
だからこそ、その心を戒めずにその心のままにやってしまう人が世の中にごろごろいてもおかしくないだろうなと思うのです。
そういう人は罰を受けるべきだと私は思いますが、例えば何らかの刑事罰を受けて罰金や拘束を受けるというのは基本的には大変な人権侵害なのですね。
ですから、逮捕というのは絶対に間違いなく罪を犯していることが確実でなければやってはいけなくて、もし間違って逮捕したら、それは許されることではありません。
ということで、あいつは迷惑な奴だ、捕まえろ、と言ったところで、そうしたいなら最初に決めたルール(法律)に厳密に照らし合わせて結論を出さなければ、公平ではありませんから(法律は正しく建てられていると仮定)、そう簡単なことでは全くありません。
私も騒音問題で一度警察を呼びましたが、客観的に確実にこの部屋の人が奇声を発していることが確認できなければ何もできないとのことでした。特に深夜だったこともあり、もし間違ってピンポンを押して注意をしようものならばそれはとんでもないことになってしまいます。
ちなみにこの時は、隣人は警察が来た途端、ぴたっと奇声を発するのをやめたので、警察は何もできませんでした。
(警察が帰った後、ちゃっかり奇声を発し始めました)
ということで現実問題、罪に問うというのはなかなか簡単なことではないのですね。
次に、罪に問えないにしても、なぜ被害を受けているこちらが、お金と労力をかけて引っ越しをして、隣人はのうのうと暮らし続けてやがるんだ、許せない!と思いますよね。
なぜ被害を受ける側がお金を払うのでしょうか。
実は皆さんすでに犯罪者のためにお金を払っています。
税金によって刑務所が運営されています。
とはいえ、ざっくり計算で確か所得が600万円程度以下だと、実は払った税金に対する公共サービスの受益は相対的に大きい、つまり低所得だと払う税金が少ないので「社会に支援されている」という立場なので「俺たちの払った税金で犯罪者を食わすなんて気に入らない」とは言えないことになります。
という細かい議論は置いておいて、とにかく、犯罪をしていない側がお金を払っている構造になっています。
これは、「生き物が集まって生活すれば危険が多いのが基本」というのを原則に考えると理解できることです。
つまり平穏な生活は当たり前に用意されているものではなくて、努力して作らなければいけないということです。
ですから、社会は刑務所を作って、危険行為に及ぶ人を社会から隔離しておく空間をお金と労力を使ってわざわざ作っているわけですね。
(もちろん、犯罪に至ってしまった事情は本当に人それぞれ様々あることが予想されますので、単純に危険な人と軽蔑して放り込んでおけばいいで済む話ではないと思いますが)
大昔は生きていくこと自体が危険に満ちていて、飢餓や疫病や戦争などでなかなか人口も増えませんでしたが、先人たちの多大な努力によって、現代では人類は様々な危険を克服しつつあり人口の増え方も大きいです。
考えてみると、幸せは用意されているわけではなく努力が必要なことであり、安いものではないと言えるのではないでしょうか。
ということで、被害にあっている側がお金を払うということは一般的なことと言えそうです。
以上のようにいろんな現実を考えることで、騒音被害を受けてやり場のない耐えがたい怒りや悲しみの気持ちが少しでも冷静な気持ちに変われば幸いです。
しかし、一番重要なのは、現実を理解することよりも苦しいと感じた自分の気持ちを無視しないことです。
今回、基本的には心の癒し方には触れず、他に任せることにして、このシリーズでは現実的な対処法について考えていきます。
次、#2に続きます!
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