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天使の話(第8話)縁の天使チャンス
いつかのお話でディスは川の流れのような天使だって話したよね。でも流れているのは川のような液体ではなく歩いている人みたいなものなんだ。そしてその歩いている場所は何にもない真っ暗闇の空間。あなたが真夜中の森をたった一人で歩いているって思えば想像しやすいかも知れない。そんな時ってどう思うかな?不安で仕方ないよね。自分は今どこにいるんだろうか?とか、自分が正しい方向に向かっているんだろうか?とか、もしかしたら次の一歩で崖から落っこちちゃうかも?とか、いろんなこと考えて動けなくなる。でもそんな時、遠くに小さな灯でもあれば急に心強くなる。その灯が良いものかどうかは分からなくても、目標さえあれば人はまた歩み始めることができるんだ。そしてその灯みたいな天使がチャンス(縁)なんだ。ニックネームも同じチャンス。その灯は近くを流れているディスみんなに見えているから、みんなそれに向かって流れるんだね。なぜならそこには他のディスもきっといるって分かっているから。人って一人では生きていけないものだから、どのディスも他のディスを探しているんだ。チャンスはその灯のようにディスを他の人のディスと引き合わせる天使なんだ。