天使の話(第21話)憧れの天使ウォンツ
今日は最初のドリィがどうやって創られるのかってお話しだったよね!?その時に必ず現れる天使がウォンツ(憧れ)なんだ。ニックネームも同じウォンツ。この天使は映画館なんかにあるスクリーンみたいなものだって思うと分かりやすい。例えば懐中電気の光を思い出してごらん。何もない空間ではその光は殆ど見えないけど、その光がスクリーンに当るとハッキリと見えるでしょ。キュリも同じなんだ。ウォンツに当ることによって見ることができるようになる。そして、それがドリィの原形になるんだ。だから、映写器から出る光がいくらたくさんあっても、受けるスクリーンがないと、それは誰にも観ることが出来ないのと同じで、いくら好奇心があっても、憧れを感じなければ、夢なんて何ひとつ持てやしない。ドリィはたくさんある方が良いに決まっている。だからと云って、ウォンツもたくさんあれば良いかって云うとそうでもない。映写器から出る光をたくさんのスクリーンで受けたら困るでしょ。スクリーンの中には、ピンボケになったり、逆さまに写ってしまうものまで出てきちゃう。キュリはどんなにたくさんあっても良いんだ。ただし、どのキュリにウォンツを感じるかが大切なんだ。